二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
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こんばんは。
とにかく、書きだすしかない。
でないと、次の書きたい話がかけない^q^
4月上旬には終らせたいぞ^q^
「選手宣誓! 愛のままに闘いぬくことを誓います!!」
2010.03.24.
「健二さん、待って。―――話があるんだ」
捕まったのは、昼御飯のあと。
二日前に、告白してきた少年は今日も真剣な表情だ。
逃げたいのに、逃がしてくれそうにない。
――――キングさすがですキング。
そういえば、『キングカズマは狙った獲物は逃さないんだぜ』と自称キングカズマの大ファンな佐久間が叫んでいた気がする。
なるほど、中の人もそうらしいよ、佐久間。
佳主馬からの熱い視線を感じながらも、つかまらないように逃げてきていた健二としては、とくに言うべきことはない。
あーあ、今日もお天道様が熱いよ。
「僕は、諦めないよ」
「――――どうして?」
陣内家は高台にあるから、植樹されてる樹を通りぬける風が心地いい。
初めての告白をされた場所で、二度目の告白は為された。
「どうしてって、健二さんが好きだからだよ」
熱い視線で、佳主馬が伝える。
「馬鹿なことを言っちゃ駄目だよ」
「――ボクには、そんな価値はないよ」
真実、健二はそう思うのに。
愛されることがなかった。
―――愛がわからない。恋がわからない。
親にさえも、愛されなかった自分をいったいだれが愛してなどくれるはずが……。
「――僕が、愛してる」
「――え?」
あまりにも、タイムリーに佳主馬くんが言ったから。
「――――嫌だ」
健二の答えも、すぐに顕れた。
「嫌だ。――いやだいやだいやだいやだいやだ」
嫌だ、怖い!!!!
「健二さん!!」
座り込み、自らの頭を抱え込むようにして、健二が叫ぶ。
「嫌だ、――愛されるのはいやだ!!!」
それは恐怖の表情で。
人が怖いのではない。
人が愛せないのでもない。
ただ、人に―――愛されることが怖いのだ。
愛は怖い。愛は怖い。――いつか、それは破綻するから。
「――健二さん」
呆然とした佳主馬くんの声。
身体を小さく丸めた健二の姿。
それは、彼にはどんなふうに映るのだろうか。
「ごめんね。――ごめんね、健二さん」
好きになっちゃってごめんね。
おそるおそると、健二に近づいてくる気配。
顔を上げることもしない健二を抱き寄せるようにして、佳主馬が声をかけた。
「でも、ごめんね。―――好きになっちゃったんだ」
ぽつりと零された佳主馬くんからの三度目の告白は、健二の恐怖をほんの少しだけ和らがせてくれた。
了 by御紋
…また、展開がずれそうになるフラグが。^q^
頑張ろう…www
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映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
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