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二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)

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追記に入りきらないってどういうことだ。みい。;;




二次創作のいいところは、ネタと勢いでかきあげれることでしょうか?ww

ギャグ。女体化。――年齢操作。――――パロディ。

設定の無茶さは、承知です。
それでも、いいからよんでやろうじゃないかという勇者は、お進みください。
莫迦話です。(笑)
苦情は、聞き入れられませんよww。

笑いのタネにしてやってくださいませ。







 

上田市立OZ学園女子高等部                     209.11.22

「個人情報の漏洩は、法律によって許されていません。」

 

 

 




 

 上田市立OZ学園女子高等部。―――そこには、独特の風習がある。

 カトリックを中心として、良妻賢母を育て上げる由緒ある女子高として有名なそこには、神に仕える尼僧を思わせる習慣が随所にあった。

 そして、それを最も強く象徴しているものが、いわゆる「姉妹の契り」である。

 よい先輩、よき後輩として、「お姉さま」「妹」と呼び合いながら、上級生下級生の間での交流を深め、よりよい人格の形成を目的とするといわれているものである。

 姉妹の契りは、お互いが持つ、朝夕のお祈りの時間に用いるロザリオを交換しあうことにある。

 それによって、両者は「姉妹」として、自他ともに認められるのだ。

 

 

 

 

 

「お姉さまになってください!!!!」

「は、…い?」

 時間は放課後。部室棟へとむかう道すがら。

 声をかけられた。

「あれ? キミって、この前、健二の給仕係をしてた子じゃないの?……たしか」

「「池沢 佳主馬」」

 混乱したまま固まっている健二の代わりに、佐久間が返事をした。

脳内の容量がもはや別の生き物のような佐久間が、検索機能を生かして健二にも覚えてなかった相手のことを思い出す。

それと同時に、健二にこそ声をかけたのだと主張するように、自らのロザリオを突き出してきた池沢さんが自分の名前を叫んだ。

「健二さん!あなたの、もそもそと一口につき30回は噛んで食べるその姿に惚れました! よろしくおねがいしまああず!!」

 突き出していたロザリオを更に押し付ける勢いで、池沢佳主馬(13)は再度、申し込んだ。

「え……」

 ひくっ。

 ただでさえ、気の弱い健二(17)は、むしろ後ずさった。

 中学生の勢いって、……怖い。

 代わりのように、ずいっと前に出たのは、佐久間 敬子(17・健二の親友)。

「ふ……。まだまだ甘いわね、中坊!!」

 うん、眼鏡の奥が光ってる。

さすがは、親友。この苦境を助けてくれるのか…!

涙目ながらに、頼りがいのある親友のブレザー服の裾に、健二(くどいが17)はしっかりとしがみついた。

「世間のいうところの『ドングリの君』の有名ポイントごときしか言えないガキに、健二が渡せると思っているの!!?  ――――健二のかわいいA75のスポブラでもよさそうな裸体も拝んでない癖に!!」

 !!!!!!!!!

 ずざあああああああああああああ。

 即行で、健二は退いた。まちがいなく、退いた。涙目で。

 け、敬子ぉおおおおお!!

 ぶしゅっ!

 池沢さんが、鼻を押さえた。赤い何かが見えるなんて言いたくない。

「くっ……。さすがは、『どんぐりの君』をお守りし隊特攻隊長!!」

 え?――なにソレ。

 はじめて聞いたんですけど。

「だが、負けない!!  だてに、毎日いやがらせのように広いOZ学園の敷地内を走り回って、健二さんの姿を拝むがために、朝、ヒル、夕、そして、お休みまで追いかけまわしたわけじゃない!!」

そんなことしてたの!!?

 おどろきのストーカー発言が飛び出した。

「やはり!! 『どんぐりの君』をお守りし隊の下部隊員から報告があった抜け駆けモノは貴様か!!」

 なに!? まさか、その隊員も、ストーカー行為してたの!? そうなの!??

 もはや、健二の頭の中身は一杯一杯だ。

「――――ふっ。寝巻姿の健二さん。ゲームをしながら、お茶を零して泣きそうになる健二さん。後かたずけをしているうちに、なぜかRPGなのに、ゲームオーバーしてしまう健二さん。―――ふふふ。可愛かった!!!」

 だばっだばっだばっ。

 隠れてない、もう隠れてないし。―――その手の下から溢れてる赤い鼻血。

 いやあああああああ。

 スプラッタ映像に弱い健二としては、見たくない光景だ。

「おのれ! 修学旅行がつぶされて、隊員一同が泣く泣く諦めた映像を貴様が拝んだというのか!!」

「――――我が行為に、一厘の悔いもなし!!」

 胸を張っていうなあああ!!―――お願い、悔いて?

 心の中でしか言えない言葉を、言えていたらそれはもう健二じゃない。

「――――ふふ。だが、まだ甘い!!」

「なんですって!!?」

 眼鏡がやっぱり光った。―――まだ何かあるの?

 一人、突っ込むことに疲れてきた健二は、もうあきらめようかと思っていた、の、だが…。

「この!! 健二の唾液付きの枕カバーを、貴様はみたことはあるまい!!」

「!!!!!」

 さっと取り出したのは、健二がこの前、母親に新しい枕カバ―があるから替えなさいといって、無理やり諦めさせられた愛用の枕カバー。……の、成れの果て。

「『どんぐりの君』をお守りし隊の名誉隊員にのみ、功績として分け与えられている逸物だ!!」

「――――――そ、そんなものが!!」

 ちょ、ちょっと待って。それ、ボクの私物!! え、犯・罪?

 何気に、切り取られた部位が多すぎて、すごい嫌なんですけどもおお。

「安心しなさい。しっかりと、健二の母御殿には了解ずみだ!!」

 バチコーン。

 いい笑顔で、佐久間がウインクを返してきた。―――え?お母さん? 娘の私物、売ったの?

「ちなみに、報酬は熱海までの二泊三日。(お二人様まで)」

 あ、あれか!!

 健二の脳裏に、「じゃあ、ちょっと行ってくるわねえ」とルンルン気分で旅行に出かけた母親の姿が思い出された。――――土産は、温泉まんじゅう一箱。

 旅行中の健二の食費は、樋口さんが一人。―――やったー、好きなCD買えるーー。

…っって、ルンルンするんじゃなかった―――!! 

後悔って、後で悔いるって書くんだね、お母さん。(涙)

「ふ、ふふふふふふふふふ」

「ふふ、ふふふふっふっふふ」

「――――やりますね、お姉さま」

「―――なかなかやるわね、妹よ」


 がしぃっ。

 なにか、(健二にとって)危険な合致が生まれたようだ。


 健二の親友改め、『どんぐりの君』をお守りし隊特攻隊長、佐久間 敬子(17歳)。

 健二の妹志願者改め、健二のストーカーもどき、池沢 佳主馬(驚異の13歳)。


 

「「―――だが、健二(さん)は譲らない!!!!」」


 

まだまだ、戦いの日々は始まったばかりだ。

 

 

 

ねえ、個人情報の保護って……憲法に守られてなかった? 確か。

 

疲れた顔して呟いたのは、上田市立OZ学園女子高等部、『どんぐりの君』と呼ばれる女子高等部の愛玩動物。―――ちょっと泣きたいお年頃な小磯 健二(17歳)。




 

 

 

 
 


 



 
 

 

 

 

「何やってんのかしらねえ、あの子たち」

 うふふ。

 部活棟の二階中央のOZ学園生徒会室の窓側から、先ほどからインスタントコーヒー(私物)を片手に、見守っていたのはもう受験も早々に終わった篠原 夏希(18)。

 健二の「お姉さま」である。

「とりあえず、今回も、『OZ通信』の検閲はさせてもらうわよ? 新聞部部長 ならびに 放送部部長」

 あんな、個人情報垂れ流しな争いなんて――――かわいい健二ちゃんが泣いちゃうでしょう?

 真の保護者は、件の三人がきゃわきゃわと姦しい現場の横の茂みに、「放送部」「新聞部」と書かれた腕章をつけた女生徒がいることにも気づいていた。

「「はいい!!」」

 左右の部活から、はっきりと聞こえてきたのは、両者の部長の良い子な返事。

「あ、あのぉお。…放送の自由とかいうのは…」

 もぐううう。

 新入生の子らしき声で、異議を訴えようとした声が聞こえたが。

 即行で、口をふさがれたようだから沈黙としておいてあげよう。

 今頃、先輩である部長直々にお怒りと説教が始まる頃であろうし。

「とりあえず、今日も平和で何より」

清々しい天気な上田で、女帝(『どんぐりの君』をお守りし隊の初代総隊長兼現名誉会長)な夏希お姉さまは、上機嫌に仰られたのである。

 

 

 

 

 

 

数日後の、OZ学園男子高等部。

 

「うん? ――――侘介、君の婚約者どのの妹が載ってるよ?」

 陣内 理一(18)が、隣で寝ている同い年の叔父に声をかけた。―――その手には、今朝発刊されたばかりのOZ新聞。(OZ学園内部にて発刊。関係者以外には閲覧禁止。一部希望者には、厳正なる審査のもと、有料にて配布される。一部80円。)

「あ? ―――だから、夏希は親が決めた相手ってだけだろ~、婚約者なんて言うなよ」

 俺は、まだ殺される気はねえ。

 ガクぶると震えるふりをして、侘介がそのOZ新聞を奪う。

 そこに、書かれていた見出しには。

 

「驚異の新人現る!? 第8次『どんぐりの君』争奪戦、勃発か!?」



 

「変わらないねえ、女子高等部は」

「―――――どうでもよくね? この中身」

 呆れを通り越して、陣内 侘介(18)は言ってのけた。

「いやいや、今回のトトカルチョの情報のためには重要な中身だよ?」

 理一が言う。

 そのOZ新聞の隅っこには、第8次『どんぐりの君』争奪戦の倍率と予想が載せられていた。

「―――――いいのか?」

「いいんじゃない?」

 ここ見てよ、ここ。

 形の綺麗な理一の指先が指し示す先には。

 

“――――――今月のトトカルチョ主催者は、陣内栄理事長です。”


 

 と書かれていた。

 



「ば、ばああちゃああああんん!!!!」

 

 ババコンな侘介の叫び声は、OZ学園の空に響いたそうな。

 

                                 了 by 御紋


よっし、書けた。続きは、ない!(断言)

とにかく、ネタ振ってくれた彼女に感謝。だが、原作ともパロとも言いにくい中身になった。どうしよう。(笑)

元ネタから、偉い離れた位置に落ちた。そして、佳主馬と敬子のはっちゃけぶりにあたしが笑った。

夏希お姉さまは、「白ユリの君」―――最強な女帝ぶりがカサブランカっぽいからかなあ。(笑)

 健二が『どんぐりの君』なのは、食事中にもそもそ食べてる風景から連想されたものと思われる。

 とりあえず、栄おばあちゃん。教育者が、トトカルチョ主催しちゃあかんだろ?普通に。(吐血)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  捏造は百も承知の上です。(笑) 莫迦話だといいましたよ。


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会社員(夜勤あり)
自己紹介:
活字中毒の自覚ありです(笑)。
映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。

こちらでは、二次創作を展示させていただきます。
著作権は御紋にありますので、個人で楽しむ以外に、ネット他に使用することはおやめください。
(二次配布、禁止ですよ)

御紋の生息地は、ついったです。
(ツイート非公開:アカウント → gomonn)
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