二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
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こんにちは!
仮子とキングです。あきらさんの呟きにて妄想してみた。
………逃げて?
「 起きたら、一緒に遊んでね 」
2010.05.31.
小さく、声が聞こえる。
少しばかり、こもった声の響き。
一生懸命に、歌を歌っている。
―――ああ。優しいこれは、子守唄だ。
「 大丈夫ですか? キングさん? 」
そう聞きたくなるほど、その日のキングさんの表情は疲れて見えた。
「――大丈夫だよ?」
不思議そうにこちらをみたキングさんの表情は、やっぱり疲れて見えて。
頭二つ分も仮子より大きな、キングさんを引っぱらずには居られなかった。
「 ケンジ、さん? 」
一生懸命に連れてきたのは、お布団の上。
「 いいから、休んでください!! 」
泣きそうになって、お願いした。
怖くて、怖くて。
あの日の傷ついたキングさんを思い出して、怖くてたまらなかった。
「――絶対、絶対。キングさんには安静が必要なんです!! 」
ギュっと繋いだ手を握りしめた。
困った顔で笑っているキングさんには分からない。
どれだけ、あのとき心配したかなんて。
大好きだった王様。
生まれたばかりの自分を守ってくれたひと。
―――こんなの雑魚だよ。
大好きになったのは、生まれた日。
失ったモノは多かった、その戦いのなか。
知ったのは、あなたへの尊敬と――恋。
「せっかく、ケンジさんといるのに、独りで寝るのは嫌だなあ」
「 ! うううううう…」
卑怯です。卑怯です。キングさん!!
「 そんなの、ボクだってですよ!! 」
だから、なんでそんなにカッコいいくて可愛いんですか。
大好きになるじゃないですか。
「だから、ね。 …一緒にいようよ」
ぼっふん。
仮子の顔は真っ赤になった。
素晴らしきキングの攻撃!!
……って、ちがああーう!!
「――――だめです! 今日はもうお休みです! もう決まったのおおおお!!!」
泣きだした仮子だった。
「え? え、ケンジさん? 」
ちょ、泣かないでよ。
おろおろとする人を愛しいなと思いながら、心配する思いもあって。
ぺたん、と。
仮子は床へと座ってしまった。
さて、その後の二匹のアバターの話といえば。
「……むう、ちょっと重い」
…嬉しいけど。
すーすーすー。
そんな仮子の膝で眠っているのは、大好きなひと。
「 …起きたら、遊んでくれるかなあ」
そんな思いを呟きつつ、もう一度小さな声で子守唄を歌いだした仮子だった。
了 by御紋
…初めて、くっついた後の仮子たち書いたwwwおめでとう、いつのまにwww
お題が膝枕ではそうしかなれまい。
そして、あきらさんに(勝手に)プレゼント!
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映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
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