二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
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こんばんは。
続いて投下すぎですか。そうですね。^q^
「政略結婚に異議あり!」③
続きから、どうぞ。
※キャラがキャラに見えない、と言うのは許してください。暴走が止まらないんです。
※お話の展開を優先させていただいています。^q^
「政略結婚に異議あり!」③
2010.02.11
「いらっしゃいませ。お待ちしておりましたよ。古国、『和国(わこく)』の姫君さま」
OMC王国に辿り着いた健二と敬を出迎えてくれたのは、恰幅の良い温かな人柄を思わせる女官長。
「私は、OMC王国王宮の女官長を務めています。万里子です。―――若い人もいるけれど、どうぞ仲良くしてくださいませ」
これから、末長く。
「「よろしくおねがいします」」
丁寧に、自然と頭を下げあっていた。
「姫君にはこちらをつかっていただきます」
案内された健二用の部屋は、豪奢としかいえなかった。
「――――は、い…」
やや赤の強い、その部屋には大きな椿の文様が縫いとられていた。
高価な絹をふんだんに使った天蓋付きのベッドは大きくて、細かく編まれた丁寧なレースがなにげなく部屋の片隅に使用されていた。
―――――あの、黄金に包まれてる部屋にしか見えません、女官長?
部屋にある物すべての作品が、名のある工房のものだということだけはわかった健二としては、そう言いたかった。
健二の頭の中では、あの花瓶一つで家が建つよね、とか、あのレース一枚で10日はすごせるよね、とか庶民的な感想だけが頭の中を回っていた。
王族なのに、庶民的。―――――歴史はあっても貧乏な、小国の第3王子はそんな風にしか美的感覚が育ってなかった。
「なにか、不満な点はありませんか?」
めっそうもない。
心配げにこちらをうかがってくる女官長に、健二は精一杯頭を横に振り…かけて、敬に足を踏まれた。
だん!!
「・・・・・・・・・!!!」
「とても、素敵なお部屋だと言ってらっしゃいますわ、女官長」
きらきら笑顔で敬が言った。
「ああ、良かったですわ。今日はおつかれでしょう? こちらでお茶の用意をしてありますから、どうぞゆっくりと休んでくださいませ」
ホッとした顔で敬の答えを素直に受け止めた女官長は、手ずから健二に紅茶を入れてくれた。
温かい紅茶は美味しかったが、それ以上にじんじんと痛む足を早く冷やしたいなあと健二は思っていた。
女官長が退室するまでの30分。―――まだかなまだかなと、足の痛みをこらえた健二のティータイム(≒耐久時間)であった。
「お姫様が、簡単に首を振るんじゃない!!」
第一印象でなめられたらどうするのよ!!
ティータイムがおわったあとの説教タイムである。
「たとえ、普段住んでる宮殿の隙間風が寒いとか、暖房費の節約のために厚着推奨とか、お風呂は二日に一度が基本とか。―――――節約生活は言わなくてもいいのよ!!!」
怒られてる。
「で、でも。嘘はいけな…」
「嘘も時には大事なのよ!!」
それが、大人な国際交流よ!!
言葉を途中で遮られた。
――――そんな話は、聞いたことがないよ、敬。
健二が知らなすぎるだけよ。(きっぱり)
ぐさりと、繊細な健二の心に言葉のナイフが突き刺さりました。
どうせ、僕はモノ知らずだよ。(うじうじ)――――否定しようよ、17歳の王子様…。
「まあ、いいわ。私がいるから、なんとかなるわね。―――――じゃあ、早速」
仕事よ!
いじけてる健二をかち無視した敬が、一人で納得して話を進めていた。
「仕事?」
休憩じゃないの?
「なに、馬鹿なこと言ってるのよ」
大事な仕事があるじゃない。
仕事?
「この国の王様を、メロメロにしてやりなさい!」
――――――。
無理です。
…To be CONTINUE by御紋
おかしいですねえ。(冷や汗)
あやまりつつも、暴走宣言する奴。^q^
…メロメロって、死語じゃないの?
大丈夫、一周して、また新しく生まれ変わってるから。(某一繋ぎの秘宝で生まれなおし済)
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映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
こちらでは、二次創作を展示させていただきます。
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