二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「 最強健二さんの改変シリーズ」
今日は、翔太兄にごめんなさいwww
「悪魔が笑って、氷が溶けた」
2020.05.06.
「――ちょ、なんで! 俺だけ、こんなめにあってんだよ!!」
叫んでいるのは、翔太兄。
「――健二くん…」
縛られたままの翔太を見て、困った顔なのはその父親。
「――よく考えてください、太助さん。翔太兄に邪魔されない可能性がないといいきれますか?」
リアクションオーバーな割には、空回りが標準装備の彼が。
…後半を主張した健二だった。
「―――」
「…なんなら、猿ぐつわもしておこうか?」
健二の主張を聞いて頭を垂れた太助の横で、 ついでのように追加して言った国防所属の41歳の目がガチだったことは、ここに明記しておこうと思う。
…なんていうかさ。
翔太兄の立ち位置って、下手すると部外者だった俺よりも底辺だったよね? 陣内家の男たちの中で。
――違う?
翔太兄の暴挙(少なくとも俺らにとっては十分そうだった)を防いでおこうと思った。
あの頃、衝動的に21歳の成人男子をみごとに一発で殴り倒した佳主馬くんの凄さには、本気で尊敬する。
ましてや、相手は警察官。
油断していた新米警官とはいえども、そらすごいことだろうと思うわけだよ。
あれで、ネット経由での指導しか受けてないって、なにそれ。
神様って不公平だよね。
そう愚痴った過去のある逆行健二さんだった。
一休さんのごとく、柱に縛り付けられた翔太兄は放置のままで。
接続されたその端末の中、ラブマシーンとの二度目の対決に挑んだ。
放流された水流に流されていく姿をみて、皆と喜びながら、さてどうやってあの仏像もどきを回収しましょうかと考え始めた瞬間。
p――――。
聴きたくなかったアラームを聞いた。
「「馬鹿な!!」」
p――p―――p―――p―――p―――
増えていくエラー音。
増していくエラー表示。
「――翔太兄!?」
健二の振り向いた先には、涙で絵を描く技能は持たない警官が一人。
「…ああ?」
呼ばれたことが不思議なように、こちらを向いた。
「―――太助さん、後ろ!!!」
叫んだのは、PCの中の佐久間。
「ええ?」
のっそりと立ちあがって、冷暗所に仕立て上げた和室の襖を開けた太助。
「わちっ!! ――熱暴走だ!!」
十分に乱立させたはずの氷たちが、そこにはなかった。
「あ、あんなにたくさんあったのに!!」
焦った声で、太助が言った。
成人男子が抱えるので精一杯の氷の柱たち。
和室に残っているのは、砕け落ちた氷の欠片と大きなたらいの姿ばかり。
―――誰が、やった?
「――健二!!」
「 ! 」
呼ばれて振り向けば、OZの中央塔は瓦解され、現れたのは。
――――巨大な、ラブマシーン。
「 逃げて!! カズマくん!!」
突然の事態に怯えたキングカズマは、避けるためのコマンドを入力されることもなく、
その黒い魔手にはねられて、OZの壁に投げつけられた。
壁にめり込んでしまった王様は、静かに頭を垂れた。
笑う、哂う、嗤う。
ウサギが泣いたかと、悪魔が尋ねた。
嗤い、哂い、ワラウ。
OZの王様が、頭を垂れた。
黒い悪魔が、それを嗤った。
――勝利を確信したかのごとく。
了 by御紋
氷、どうした。(きくな)
…原作シーンの描写、何処行った。(言うな;;)
TrackbackURL
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
こちらでは、二次創作を展示させていただきます。
著作権は御紋にありますので、個人で楽しむ以外に、ネット他に使用することはおやめください。
(二次配布、禁止ですよ)
御紋の生息地は、ついったです。
(ツイート非公開:アカウント → gomonn)
フォローはご自由にどうぞv