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ようこそ、久遠寺タウン(笑)


こんばんはv
今日もはっちゃけ初期ケンジv

張りきって言おう、…次回に期待(笑)

新キャラ、投入である。
出したかったんだ君wwwwwwwwwwww。

久遠寺タウンOZ物語り(仮) 第二部:④

 

「調教って…なに?(汗)」




 大丈夫な方は、つづきからどうぞ。




久遠寺タウンOZ物語り(仮) 第二部:④

 

「調教って…なに?(汗)」

 


 今日はいい天気です。

 干した洗濯物を取り込みつつ、健二は思った。

 やはり、夏の日はお日様が熱くてうぜ…いえ、洗濯日和はイイ感じですとも。

「パパ、いいですけど。いろいろとぐだぐだになってますよ」

 背後で、初期ケンジが「100のいじめ方と、1000のいじめられ方」という本を読みながら、突っ込んできた。

―――100、超えてるだろ?お前のいじめパターン。

言葉に出さずに、突っ込んでみた小磯健二(17歳)の主張。

ふう。

満足げに、初期ケンジが本をたたみながら呟いた。

「やはり、他人の考えるやり方というのは参考になりますね。―――ちょっと、試して発展させたくなりました」

 嫌な予感しかしないのは、どうしてだろう。

「こればかりは、経験値の差でしょうか。―――――僕も頑張らなくては」

 

 ―――怒涛の言葉攻めマスターになるために。

 

 

 

「逃げろ!仮ケンジぃいい!!!!!!」

 

 

 

 健二の取り込んでいる洗濯物をかごに移すお手伝いをしていた仮ケンジを抱えて逃げ出したのは、正しいことのはずだった。

 

 

 

 

 

 

 

 先日、夢見が悪いと言って調子が悪かった初期ケンジであったが、…ご覧のとおり、元に戻っている。――――性質が悪いわ。

 いや、なんというか。

「いいですね。この場所から動いてはいけませんよ。線を踏んだりしてもいけません」

 公園散歩の途中、仮ケンジと初期ケンジが地面に線を引いて遊び始めた。

 ざりざりざり。

 夏の通り雨を警戒して買ってやた幼児用の傘で線を引いている。

「え…え、えええええ」

 返事は?

 ―――はい!

 ――――――――――――――仮ケンジが疑問符を発する前に、肯定の返事へと強制変換されていた。

 …こいつらの上下関係ってさああ。

 仮ケンジのめちゃくちゃ弱い立場を思って、ケンジが遠い目をした。

 その表情が、すごく仮ケンジの半目に似ていることにはまだ気付いていない。

「いいですね。はい、はじめ!」

 初期ケンジがまったなく合図をかけた。

 仮ケンジがぐらぐらと揺れ始めた。

 ただでさえ、その体と頭の大きさに対しての足の大きさが小さな仮ケンジである。

 初期ケンジがそんな仮ケンジのために書いた輪の大きさは。

 ペットボトル(500ml)の底のサイズしかなかった。

 ――――片足立ちか。

 もつわけねえだろ、あの身体が!!

 ばったり。

 数えること一桁で仮ケンジが転んだ。

 きゃあああああああああ。

 はははは。どうして逃げるんですか仮ケンジ。まだ何も言ってませんよ、僕。

 すたすたすたすたと、健二の周りをぐるぐると仮ケンジと初期ケンジが周回運動を始めていた。

 あ、うぜ。

 ひどいです、健二さん。助けてください!!

 はははは、さすがですパパ。素敵に、鬼畜です。

 おまえに言われたくはない。

 無言のうちに仮ケンジと初期ケンジに何故かつっこまれている健二。

 おれ、なんもいってないんだけども。――――え、読心術もってんの?アバターって。

 嫌な気付きをしかけて、健二はその気付きを鉛の箱に封じ込めて、心の奥底に閉じ込めることにした。―――――防衛反応って大事だよね。

 きゃああああああああ。

 はははは、何処まで行く気ですか。仮ケンジ。ははははは。

 健二からの助けをあきらめた仮ケンジが、必死で公園の端を逃げていった。

「あ」

「え?」

 ばたー―――ん。

ころん。

 …やった。

 逃げることに一生懸命だった仮ケンジが、公園の前の通りを歩いていたヒトにぶち当たって転がっていた。

「!! ケンジさん? 大丈夫?」

 …あれ? 名指しされてるよ? 仮ケンジ。

 あれ? しりあい?

 長身のその相手は、このくそ熱い真夏に紅いダウンジャケットを纏っていた。――――ちょ、ありえない。

 ぴくぴくと動いているその耳は、どう見ても長いウサギのもので、相手が人間ではなく、誰かのアバターのものであることがよく分かった。

「―――――え? キング、さん?」

 目をくらくらさせたまま、仮ケンジが相手の名前を呼んだ。

 知り合いか。やはり。

 

 ばきっ!!!

 

「あ…?」

 振り返ると、にこにこしながら仮ケンジを追い詰めていた初期ケンジが立っていた。…買ってやった傘をばっきりと地面にたたきつけておってあった。

 あああああ、980円んんんん!!(傘代)

「―――――――キング!!」

「――――――初期ケンジ」


 

 火花が散っているようだった。―――その場にいた健二は 後日そう語った。

 むしろ、核爆発5秒前の緊張感だと言いたかった。

 

 うん。

 ―――――――怖いです。この二人の立ち位置。

 

 一人で帰りたくなった小磯健二(17:へたれ属性)の一日の始まりであった。

 

                                    了 by御紋

 

 

 

 ふううう。ようやく、此処まで来た!!(汗)

 いや、あのつづいてすいません。でも、その気だったの。

 だって、第二部書こうとしたのはキング出したいからっていうのが大きかったんだぜwwwwww

 次回をお楽しみに。

 

 

 

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