わあい。


　最強健二さんが、どこまでもイケメソです。

　――――最後まで行けるのか、自分にどきどき。

　が、がんばる。；人；

「　よろしくおねがいしまあああす！！　――ＭＹ　ＦＡＭＩＬＹ！！」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１０．０４，１９．

　不揃いな挨拶。

　懐かしい姿のままの、愛しい俺の親戚。―――家族。

　ああ、こちらこそ。

　こちらこそ、だ！！

　過去の夏で、最後の賭けに出たあの時と同じ言葉を。

「いえ、ボクは…」

　…と、断っておこう。

　冷えた瓶ビール。―――美味そうだが、さすがにやめとく。

　一応、警察官と公務員の塊のお家ですしねえ。――ここんち。

「――ところで婿殿　」

　…あ、来るか。

「――二世の方は？」

　――――。

　ええ、二人ほど。

　夏希似の長女が一人、都外に嫁にでて可愛い孫が二人。健二似の長男は、同じ町内のマンションで嫁と１．５人の孫と暮らしてますよ。

　まあ、未来のお話でしたけども。

　―――言えるか、そんなこと。

「――だから、二世～」

　酔っぱらうには早過ぎますよ？万作さん。

　あえての、宴を盛り上げるための道化役という考え方は認めない。

　絶対にね。

　能天気な親友の声が、携帯を通して聴こえた。

「―――佐久間。そろそろまた、地獄をみたいの？」

「…ごめんなさい、もういやです、眠らせてくださーい」

　電話の向こうで懸命に頭を下げてる佐久間がいることがよおく伝わってきた。

「…もう少しだ」

「――本気、だよね？」

　真剣な声が、向こうからも帰ってきた。

　もう身体にしみついた、その路。

　通路を曲がり、小さな庭園を過ぎ去って。

　目指す場所は、一つ。

　ということで、これを書いてて、初めて気付いたわけですよ。

　よろしくおねがいしまああすは、健二さんの専売特許だと思ってたわけですが。

　…むしろ、陣内家皆が先に言ってたわけだよ。＾ｐ＾

　――――愛してるよ、陣内家。＾＾

[2回]