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41歳健二さんの呑み!⑰-5

 41歳健二さんの呑み!



 捏造万歳な作品でまことに申し訳ないですが! ><

 お休みなので、二回うpしてみたなうよ。


 

 

     5

 

 

 

ぽーん。

報せの音が鳴る。

 ――行動のあとに結果は現れる。

 誰もが何かをしたかった。

――願いはきっといまから叶う。

 

 【ナツキへ  ボクのアカウントを使ってください】

 

それは純粋なドイツの子供の一言から始まる。

 

 

 

 

 

「神様?」

【イエス、神様。八百万のあれですよねえ】

「いつからWEB神社に手出すことにしたの?」

 信仰関連は神社仏閣にお任せしなよ。後が怖いぜ?

【いやいや。そんなリアルなやつじゃないんだってば】

 今日もペンギンは氷上を滑っている。もちろん、その氷を作りだしたのは小磯健二の氷の視線によるものです。

【いわゆる、あれだ。―――民意は人の総意であるというやつだーね】

 民主主義の基本でしょ?

 ペンギンに云われると返事に詰まるからやめい。人の顔で話せ。

WEBカメラを稼働させつつ、ちょっと本気で話し始めた二人だった。

 

 

OZのシステムには幾つものフィールドがある。

OFFICIALというだけあって公式組織や民間企業の窓口が存在すると同時に、ネットとしての活用資源の一つとして数多の趣味や遊びのシステムを用意してあるのだ。

「アカウントの委託システム?――いじるの、あれ?」

【だってリクエスト高いんだぜ、あれ】

 困ったことに。

 始まりは遊戯場だったと記憶しているが。

 まず、何故わざわざそんなシステムを作ったのかというとリクエストによるものだったという話だった。

 ブラックジャックにポーカー、花札、双六、麻雀。盤上の遊戯といえどもやってる人間は真剣ですよ。ドキドキです。

 勿論COM相手のゲームもありますがそんなんつまんないじゃないかということで、プレイヤー同士のゲームも出来ます。賭けだって出来ますよ。親睦のための大会だって主催してます。OZは本気です。

さて。

そんな大会を興し、スポンサーをつけ、じわじわと回を重ねるうちに選手も育って参りました。いわゆるベテランプレイヤー、という奴です。

 で、そんなプレイヤーが増えるうちに今度は誰が勝つかというプレイヤーを対象にした裏賭けが発生するのも人間の基本ですねありがとうございます。

 問題はそこから、だ。

 どうせやるならいっそのことプレイヤー自身にも反映出来るようにした方が楽しくないか?などと太っ腹なことをどなただかが云ったらしいのですよ。うん、フリーダムなこと半端ないなOZ。大好きだ。

 結果、できたのがアカウントの委託システムだ。

 アカウントを規定数以上委託されたプレイヤーには特典が付与されるという代物だ。

 永続した効果なわけではなく、その対象期間のゲームの間だけと限定されてだが些少の運勢をいじることが出来る夢のシステムとされている。

 実際のところ、初期からの参加者にはブーイングのあるシステムではあるのだが。

 純粋に勝負を楽しむ者にとっては邪道なんだそうな。

 運営側としては出来るだけ後からアカウント取得した人にも楽しんでもらいたいので、ジレンマなんだろうがねえ。

【うん、最高アカウント委託特典設定しようぜって話が出てさあ】

「ホワイ?」

 何故に。

【なんか最近。――組織だっててなあ、プレイヤー一部。ファンによるんだか裏によるんだか知らないが意外にアカウント委託利用者多いのよ】

「―――暇なやつらだな」

 疲れた顔で呟いた相手につい漏れるのは呆れの言葉。

【お客様は神様ですから】

希望されちゃったのですよ。

中間管理職の悲哀というよりサービス業の悲哀。そんな感じだった。

ちなみに払うものも払わないお客様は神様ではない。ただの屑です。覚えておくように。

【とりあえず、一億アカウント委託された場合の特典としていろいろと付けてみた】

 今までにないアバター用コスとか運の偏りアップとか。

「…一億アカウント?」

 って、いまそんなに遊戯場利用者いたか?

 噴くかと思った。なにその厨的な数字。 
 ちなみに現在の委託アカウントの最高委託数は3000台アカウントだと聞いている。 
 釣りだな決定。なによ一億って。 
 桁5つ違うじゃねえか。

【運営の集められるもんなら集めてみやがれという意志が感じられるな!!!】

運営者側の人間がいうことかそれ。

しかもいい笑顔だったし。

……41歳ってこうなる運命なんかなあ。

周囲の人間関係についてを振り返ってから、なんとなく納得してしまった小磯健二だった。

 

そんな健二の心が読めていたならば、きっと相手は『おまえも同期の桜だろう』と宣告した筈だった。

 

 


 

 

 昔の記憶を思い出しながら、ジョンとヨーコの祝福を背後に聞く。

(……まさかの勝利の女神は身内にいたか)

 金の羽根に、天女の羽衣。

 新しい神様の姿。

 

「―――さすがは陣内家」

 ぱねえです。

 

 人の運と時の運、最後は天の運。

 そう言ったのは誰だったか。

 どちらにしても、全てを兼ね備えているのがこの一族の強みですよ。

 

 

――――――――――――→  へ

 

 

 

 勝手にこんなOZの裏歴史を捏造してみました。

 遊戯場を選択した場合にのみ利用可能となる委託アカウントシステム。

 こんなんでどうだろうか?

 

 

 

 

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