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二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)

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最終バトン!!

 中途ですが、ここにてバトンはRんさんに手渡します。

 まあ、あれだよね。

 検索避けしてないのに、エrを晒せるかというそういう気分なんですのv


 Rんさんのが無事に終わったら、その後的に小話くらいは書きたいですねv
 


  2010.3.07.一部修正。


 

「 ぴ。ぴ。ぴ。ポ――――――ン 」

                   2010.03.04.(夏が来たあああああv)

 

 

 

「な…んで、」

「……健二、さん?」

「「 なんで、ここにいるんだ!!」」


 ガチャン!

 小磯健二と池沢佳主馬が叫ぶ声に合わせるように、入口のドアが閉まって施錠された。

 

 ただいま、時刻は放課後。――――――セキュリティーは、明日まで開かない予定であります。

 

 

 

 

 

「―――いいんですかねえ?」

 若干及び腰なのは、佐久間敬。

「きししし。ここは3階だし、誰も使ってない講義室だから問題ねえよん」

 笑い声がうざ…うるさいのは、陣内侘介。――――確信犯的な愉快犯。

「………」

 ちゃきちゃきと、精密機械を広げたのは――――。

「なあなあ、どうよ? 聞こえる? 講義室の中の声」

 ししし。

 嬉しそうな侘介の声に、ぐっと指を立てて答えたのは。

 

「―――ふ。本日は晴天。感度は良好。隊のパラボナアンテナに狂いはない」

 

 陣内理一。―――――職業軍人――――日本を守る英雄のひとり―――で、あるはず。

 

 

 

 

 

 

 

「………なんで鍵が閉まってるんだ!!」

「え……」

 佳主馬を見て慌てて出ていこうとした健二が扉を押したとき、すでに施錠は為されたところ。

「、どいてよ…」

 力の上では、佳主馬が上。

 悔しいことに、それを理解している健二は素直にそこをどいた。

 ぐっと、力を込めた佳主馬であったが、それでも扉は開かない。

「な…なんで」

「………ちっ、セキュリティー上、明日の朝まで開かないんだったな、このドア」

 健二の言葉が、黒く戻っています。―――素が出るほど、嫌だったのかい健二くん。

「…だから、なんで鍵がかかってんだよこのドア!!」

「知らねえよ!!」

 焦るあまりに、地で応酬する二人。―――やあ、殺傷はやめてくれよ? 君たち。

「っていうか、……侘介さん見なかった? 佳主馬」

「――侘介おじさん? …そういえば、ここに俺の客が来てるって言いに来てた……」

 ……………。

 それか。

 いま、なにかが通じ合った。

「何だ、あの自殺志願者な中二病の仕業か」

 健二さん、毒が強いです。毒が。

「…のわりには、最後の詰めがしっかりしてあるところがおかしくない?」

 だって、あの人って基本的に最後の詰めが抜けてる人じゃない。

 ……佳主馬、貴様もか。

 

「「――――」」

 

 ばさばさ。かつかつ。ぴょん。がらがら。

「―――健二、さん?」

 唐突に講義室の中を歩き回って、いろんなものを覗き込み始めた健二に、佳主馬がどうしたのかと声をかけた。

 そんな健二の背中が、すごく怖い空気を纏っている気がする。

 ばさばさ。グしゃ。 びしゃーん。

「……健二さん?」

「――――――――みつけた」

 にやり。

 そんな効果音がふさわしい、真っ黒な表情で健二がなにかを拾い上げていた。

「……それ、まさか」

 OZの中でも買える代物。―――有名税対策として、自己防衛のために調べた情報サイトで見たそれは。

「…盗聴器」

 

「――いいですか? 質問があるのでよく考えておきなさい?」

 健二が、静かにそれに向かって話しかけていた。

「…土葬がいいか? 火葬がいいか? 鳥葬がいいか? ―――生きたままで念仏唱えて逝かせてくれるわ!!!」

 軽く(ない)殺人予告を聞いてしまった。

 ぶちり。

 ………。

「――――ち、興奮のあまり、潰してしまった」

 要らぬカロリーを消耗したな。

 ……痩せてしまった健二にとっての貴重なカロリーが、どうやらこの数分間で奪われたらしい。

「…ってか、これ、隊の支給品なんじゃないのか? なにやってんだ、あの人たち。―――まあ、いいか。オレの知ったことじゃないし」

 ぽい、と廃棄物になった元税金が、無造作に投げ捨てられた。

「―――ねえ? 健二さん」

 佳主馬が、それを見て決心するように声をかけた。

「――もう、待つのも飽きた。―――腹を割って話さないか」

 真剣な表情で、健二に言った。

 その手が冷たく震えていることに、佳主馬はまだ気付かない。

 

                       了 by御紋

 

 

 

 ぶちり。

「………」

「…あれって、確か隊の支給品、でしたよね? 理一さん」

「―――――ししし、やるねえ。健二www」

「――――弁償代…」

「……高いんですよね。この機種」

「しししし、頑張ってねえええ、理一ちゃあああん」

「侘介さんが、払えばいいと思います」

「はあああああああ? なんでおれが!!」

「だって、盗聴器しかけたのって侘介さんじゃないですか! しかも、理一さんに『オレの華麗な先読み能力を見よ』とか言って!!」

「―――――(ななめな目線)」

「…侘介」

「―――んだよ」

「――叔父さん、よろしこv」

「よろしこv」

 

「いやだあああああああああああ」

 

 

 

 …よろしこ。払っといて、侘v

 

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活字中毒の自覚ありです(笑)。
映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。

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