二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
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夏希先輩と佐久間との高校生活を描いた後、――UPしたつもりでいました。
おバカ脳ですいません。↓
ので、救済。
最強健二さんの改変シリーズ。 …高校時代(原作前)
「ひさしぶり、嫁!!」
                       2010、04,16.
「あ。――健二くん」
「――夏希先輩」
 振り返れば、黒髪の美少女がいた。
「―――あの、助けてほしくて」
「…携帯、貸してください」
 機械音痴な元嫁(逆行前)は、やはり今日も泣きそうな顔だった。
「ここがこうなると、こうなるので。――そしたら、こうしてください」
「あ、ありがと…」
 手渡された自分の携帯を見て、ホッとした表情を浮かべた夏希先輩。(この呼び方、懐かしいなと思ったのは、一年前だ)
「あーあ。またわかんなくなったんですか? 夏希先輩」
 佐久間が突っ込んでしまった。
 ――いじめか。そうか。
 物理部の部室で、三人がそろって座っていた。
「うう、うるさいよ。佐久間くん」
 人には得手不得手ってものがあるのよ。
 焦った顔で言った表情を見て、さすがは「校内一の美少女」と思ったのは仕方がない。
 その割には、身持ちが硬いのはまあわからんでもないんだが。(…男嫌いの初心だからなあ)
 いまさらながらに、あの頃の自分は夏希にとっての完全な安全牌であり、男として認識されてはいなかったんだなと理解した。
 本気で、草食系男子だった。…あの頃の俺たち。(遠い目)
「OZは便利ですよ。…まあ、怖い面もありますけどね」
 パソコンの中で足踏みしながら待っていた初期ケンジを眺めながら、健二は夏希をフォローした。
「慣れですよ、慣れ」
 やってみるのが一番ですよ。
 佐久間が笑いながら言った。
「…だって」
 わかんないんだもん。
 ふてくされた夏希先輩を見て、健二は思う。
 ――可愛い。…若いっていいなあ。
 結婚後、めきめきと強くなってしまった元嫁を思い出して、純粋に男心がときめいた健二だった。
「いつか、分かる日がきますよ」
 それまでは、僕たちがフォローしますって。
笑った。
 三人で笑った。
 懐かしい、この仲間たち。
 それが今ここにあることが嬉しいんだ。
―――もう、時が近い。
 俺は、まだ全てをかけてない。
「―――夏は、まだですかねえ」
「またかよ、その言葉」
 安心しろ、夏はまだだよ。
 分からないままに、佐久間が答えた。
「インタが終わったところよ? まだまだよ」
 むしろ、終わったところでしょう? 夏。
 笑顔で夏希先輩が言った。 
「時間が、欲しいな」
もう、一年を切った。
―――世界を変える運命の日まで。
高一の秋、健二は呟いた。
 焦りを感じながら。
了 by御紋
高一の秋。
 出来ることをしようとしている健二さんですが、いつでも彼は不安です。
 ―世界を変えるのは、容易ではないだろうから。
 努力は、事が成った時にこそ報われるのです。
 
 
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映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
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