二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
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…最近、自分の頭がどうなっているのか気になる。
一日の半分は健二さんで一杯なのは確実ですね。^p^
最強健二さんの改変シリーズ。
他の作品も並行して書ければいいのにねwww 時間って足りないわ。あと、脳内のメモリーもv
「準備はいいかい?」
2010.04、20.
「ハヤテ。…俺だよ、俺。――忘れたのか?」
わんわんわん。わんわんわん。
老犬の吠える声が夜闇に響く。
夏の夜は、要らないなにかが人家の灯りに寄せられてくる。
それは真夏の虫であったり。
……忘れた頃にやってきた人災だったりもする。
「ビールだけはうめえや」
実にうまそうに、ビールを手酌で飲む男。
―――蹴り飛ばしてやりたいなんて、そんなこと…。
―…はるか過去から思っている。
「、侘介おじさんっ!!?」
突っ立ってその光景を眺めていた健二を追い越して、夏希先輩が駆け寄っていった。
………。
―――いいのか、本当に。
少し、選んだ選択に自信がなくなった。
――少なくとも、このときの陣内侘介という男は、どこまでも面倒だ。
自分の手柄を手に入れて。
十年経っての故郷への凱旋。
なのに、それが怖くて、格好をつけながら酒を飲んでごまかしている。
―――いいんだろうか、元嫁の新しい夫に選ばせて。
…彼女の人生なのでいいのだが。
過去の嫁だった夏希とは別の存在であると知りつつも、夏希先輩の将来を心配した健二だった。
「へっへ~、三光出来~。やったね」
「上がっとくか?」
「んんん…、―――やめとく」
自信ありげに、夏希はそう言った。
「おっまえ、四光狙ってんな?」
笑いながら札をとる侘介。
―――懐かしいな、と思う。
二人の対戦を眺めながら、手に持った花札の取説で顔を隠した。
「べ、べつに~」
焦った顔をしながらもこのハイテンション。
演技ではない夏希の歓びが、伝わってきた。
笑みながら、夏希と遊ぶ侘介の表情。
―――知っている。
彼にとっての陣内家の居場所とは、陣内栄その人と、――外孫だった篠原夏希にしかなかったのだということを。
本当は、陣内理一や太助だってそうなれるべき存在だったのかもしれなかった。
だが。
――彼等は、本家に近すぎた。
故人への愛しさは、残された異物への憎悪へと転換されて。
…残ったのは、歪な関係。
…えば、いいね。
声が響く。
いつか、願いがかなえばいい。
それは、昔に聞いた声。
…皆で歌を歌えばいいよ。
あいまいな夢のような過去の時。
拘留されたまま帰らない侘介を待ちながら、夏希が言った。
全てが終わった後、決して嘆くものはいないように。
そのために、俺は此処にいるんだ。
夜。
釣らされた蚊帳の奥から、荷物を出して広げた。
ぴ。ぴ。ぴ。ぴ。
綴られるそのアラーム音に、健二は手を伸ばす。
「……Hello, My friends, ――ready go ?」
『YAAAAA!!』
始まりは、これからだ。
了 by 御紋
さりげに、どきどき。
原作改変こええええええ。^p^
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映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
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