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保健室の死神 (藤アシ)
今日はアシタバ誕生日らしいので、祝わせていただきました。
「お誕生日、おめでとう!」
2020.5.13.
ごほごほごほ。
「アシタバくん、大丈夫かい? 救急車はえっとえっと110番じゃなくて、109番じゃなくて、119番じゃなくて、117番でもなくて~~」
…ハデス先生、いま正解言ったよ。
のどが痛いので、心だけで突っ込んでみた。
空気が読めすぎる少年アシタバだった。
季節の変わり目で、朝からなんか変だなあと思ってたんです。
でも。
「まっさか、体育終了後にジャージと制服両方、水浸しになるとは。―――不運なやつ」
「みっちゃんにかからなくてよかった」
美作くん。本好くん。―――説明、ありがとうございます。
「ううう、どうしよう。こんなことでは、アシタバくんの身体が。ううううう」
お願い、ハデス先生。
ゆすらないでください。――激しく気分が悪くなります。
………?
『 藤くんは? 』
ごほごほごほ。
会話のためのメモ帳片手に聞いてみたけど。
「――あれ? 藤の奴、そういえばどこいった?」
「――いないね。風邪うつりそうだから、帰ったんじゃないの?」
わからないままだった。
『 そっか 』
少しがっかりした。
だって、今日は―――記念の…。
「―――落ちつけよ、先生」
からりと開いた扉。
「―――ん。アイス」
のど、痛いんだったらこれがいいんだろ?
――あ、○―ゲン○ッツ。
大好きだって言ってたの覚えててくれたのかな?
「―――はやく、治せ。……病人」
こっちの調子が狂うだろ。
わざわざ、買いに行ってくれたらしい。
売店で売ってない、アシタバの好物を。
つかつか、ぽん、と。
アシタバが占領した隣のベッドへ横になった、藤くん。
「――あ・…が…と・」
藤くん。
痛い喉を、無理に開いてお礼を言った。
「―――よくやった、藤!! …で、おれのぶんは?」
「ねえよ、んなもん!!」
「――なんでだよ。ずりいだろ、アシタバだけ!!」
ひいきだひいき!!
美作くんが藤くんに反論してる。
かぽん。
冷え冷えのアイスが、喉に気持ちいい。
「―――リボン、ついてるねえ」
こっそりとハデス先生が呟いた。
「―――」
見ると、赤いマジックで書かれたリボンが、アイスの底に発見。
「あ、ナニ笑ってんだよ。二人して!!」
「―――な、なんでもないよ。美作くん!」
ささっと、アシタバとアシタバの宝物を、ハデス先生が隠してくれた。
そんな背中の中で、アシタバの顔は真っ赤っか。
―――ボクの誕生日、知っててくれたんだ。
藤くんの優しさは、とても分かりにくいけど。
―――大好きな人に貰った贈り物は。
綺麗に洗って、乾かして。
アシタバの大切な宝物になる予定です。
風邪をひいて、水をかけられて。
頭の中身は熱と咳とくしゃみでいっぱいだったけど。
―――いまは、藤くんの優しさでいっぱいで幸せです。
了 by御紋
本日、アシタバ誕!!(5月13日)
で、祝ってみた。
? さりげに、ハデス先生とみっちゃんと本好初書き。
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