二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
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勘ちゃんん、アニメ出演おめでとうううううう!! (遅いお祝いの言葉)
捏造、とか思ってたんだけど意外にもアニメの勘ちゃんがしっくりきたので嬉しい。
ひねくれ度は、ちょっとずれてそうだけども。
うちの勘ちゃんだったら、虫壺爆弾のときにはさっと逃げてるだろうからな。(どんな設定だww)
「 夜に蠢く、生存本能 」
2010.07.22.
「―――俺らは、どうしてここにいるのかな」
ぽつりと尾浜勘右門が呟いた。
空は、星も消えそうな漆黒の虚。
「あ?」
「どうしたのさ? 勘ちゃん」
「勘? なに言い出した? 」
「? 」
仲間たちは、おのおのに好き勝手なことをしていた。
竹谷は、小さくまとめた虫壺の確認を。
久々知は、得意の火薬の手入れを。
鉢屋と不破は、薄い油紙に包んだ地図を広げようとしていた。
風が軽く流れる森の闇のなか、決められた合図を待っていた。
「 どうして、生きているのかな 」
呟いた言葉は、ただの戯言。
仲間たちはそれを聞いた後、再び自分たちのしていた作業へと戻った。
お互い、暇な夜ではないのだ。
戯言は、そこでおしまい。
答えは出ないとわかっている問いかけは、捨ててよろしい。
黒に塗られた夜空に隠れて、勘右門は屈伸運動を再開した。
ぐっぐっぐっぐ。
大きく伸びをして、深呼吸した。
っはあああ~。
夜の森の空気のなかに浸みいるように、勘右門の吐息は消えて、もう一度地球に還った。
右腕を軽く廻して、左腕も同じく。
右肩をゆっくりと上げて、左肩をゆっくりと下げた。
上げた頭を背中に伝わせて、風が勘右門の手入れがいいとはいえない髪の毛をすこしだけ浮かせた。
っはあああ~。
背筋、オーケー。
腹筋、オーケー。
下腿と大腿はただいま準備中。
くるりと廻って身体を動かして、今日の身体の平衡感覚はオールクリア―。
とん、と柔らかな土の上を飛んで見れば。
見える世界は、暗闇の内。
振り上げていた腕を降ろして、さあ準備は整った。
ぴいいいいいい。
小鳥の声かと感じるような小さな口笛の音。
「………」
「時間か」
「「 じゃあ、行かなくちゃね 」」
用意は万全。
時刻は、地蔵も隠れた夜のころ。
忍者の仕事には、最適な日だ。
「 ――――とっとと仕事して、帰ろうか!! 」
笑顔で宣言ぶちまけて、行く先は戦場が一つ。
生きる意味など知らないから。
生きることに、命をかけましょうか。
命の取り合い、命の賭けごと、命のだまし合い。
弱肉強食、生存競争、辿りつく先がたとえ地獄でも。
ここで生きていくことが、大事。
命をかけて、戻れたら。
――ゆっくり眠る平和な時間が、俺らへの御褒美。
了 by御紋
勘ちゃんの得意技は、体術でお願いしまあす!
理由は、私がうかつに萌えたからさ!
五年による実習話。
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映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
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