二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
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【 最強健二さん設定で、健二さんと佳主馬と佐久間くんの物語り 】
またも、字数が引っ掛かりました。――前後篇です。すいません。><
「最強で、最凶で、最恐の、おまえに (前編) 」
2010.08.11.
佐久間敬は、本気で思う。
俺の人生は、どこで変わったんだろうかと。
「…いま、なんていったのかな?」
健二くんや。
呟く佐久間の声に癒しはない。怒りだけがある。
「うん、あのねー。佳主馬くんが陣内温泉での戦闘エキビジフィルム作らせてくれるって言ってくれたんで、佐久間、舞台のプログラム組んでよ」
もちろん、無料または必要経費のみの報酬でねー。
「………」
死んで。おねがい。
佐久間は、そう言いたくて仕方なかった。
「…ちょ、健二さん。待ってよ、佐久間さん大変じゃんそれだと!」
ただでさえ、OZのバグ回収作業でひどいデスマ―チしてるって話じゃんか。
「……キング」
ほろり。
流石です流石ですキング。ああ、いい人!!
お兄さんは、いますごく癒されたよ!!
「はあ? 何言ってんのさ、佳主馬くん。いい?相手は佐久間だよ? 」
こき使う以外にどんな奴の存在意義があるっていうのさ。
真顔で、中学生に鬼畜な発言を聞かせる小磯健二がそこにいた。
…がたり。
「―――いい度胸だ、健二。そこになおれ、いますぐ貴様の脳内を掻きまわして、どぶに流し捨ててやるわ!!!」
思う存分、そこで腐臭を放つがいい!!(近所大迷惑)
血走る目つきで、PCの向こうにいる鬼畜な親友に、佐久間は宣言した。
何のって?
……拷問宣言というより、殺人布告。
そいつとは、久遠寺高校の入学日に出会った。
挨拶の握手をしたら、きらきらした目で奴は言った。
「よおし、じゃあ今日から俺のことは健二って呼んでくれ!」
俺は佐久間って呼ぶから!!
…正直に言おう、退いた。ものいっそ、俺は退いた。
―――どうしよう、電波かこいつとか思いました、はい。
でも、まあ喋ってみれば普通に会話できた。
いろいろとあったあと、こいつは言ってきた。
「俺な、ヒーローになるんだよ」
俺は静かに健二の額に手を当ててやった。思ったほど、熱は高くなかった。
「あの。――熱はないんだけど」
どう言えばいいかなあ。
「もう決めてるんだよ、俺は二年後には世界を救う英雄になるの。で、最低で、最凶で、最狂の、人間になって、神様を救うんだよ」
「は…?」
神様?
どこに突っ込むか悩む発言だったが、とりあえずそこに突っ込んだ。
「――で、俺はたぶん幸せになるの」
「…そうなんだ」
発言がスル―されたことについては、触れなかった。
「でも、俺は幸せになるだろうけど、――神様は幸せになってくれるかなあ」
俺は、最低で、最凶で、最悪で。
「………」
神様は、永遠で、絶対で、鮮烈な光で。
「………」
俺は、そのときに決めた。
こいつは俺の親友だと。
望むなら、どんなことだってしてやろうって。
俺の力も智慧も時間も技術も。
こいつが望むんだったら、貸してやろうって。
だって。
小磯健二という名前の、俺の親友は言ったんだ。
「 俺は、―――俺でいることが怖いんだよ、佐久間 」
こぼれる涙も止めようともせず、そいつは無防備な表情で俺に言ったんだ。
助けて、も言えない馬鹿。
そいつの悲鳴は、たしかに俺の心に届いたんだから。
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映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
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