二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
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「 最強で、最凶で、最恐のおまえに (後篇) 」
「だから、あくまでもキングカズマ風アバターによる温泉風舞台でのOMC! 」
風がつくのがミソね!
「どんなことしようが、厨は見抜くっしょ」
キングカズマファンなめんな。
「絶対に半纏は着せたいよね、あと浴衣と卓球と桶と頭にタオル! 」
温泉必需品。
「――戦闘舞台じゃねえよ、その並び」
えらい和むブツばっかりだね、おい。
「ねえ、それ、ボクがするの?」
ひくつく笑顔で、少年が言った。
「………」
「………」
返答は得られない。
「―――大人なんて大嫌いだ!!!!」
ばたばたばたばた。
駆けだした少年、池沢佳主馬は、いま大人の汚さを知った。
「―――あ、逃げられた……」
あっけにとられていた二人は、脱兎のごとき勢いで逃走した少年に哀情を抱いた。
「―――逃してやれ、それが一番だ」
諦めた顔で、佐久間は言った。
「ちえー」
いい案だと思ったのに。
「 青少年の健全な育成のために、もう少し間をおけ」
それに。
佐久間は、目線を健二に戻して言った。
「――どうせ、本気でもなかっただろう」
「へへ」
にやけた表情で、健二は笑った。
「いや、だってさ。面白いくらいになついてくるからさあ、ついつい」
えへ?
―――いっそ、蹴りの一発でも入れてやればよかったのにな、キング。
佐久間はそう思った。
「いやあ、昔はそんなすぐにデレてくれなかったんだよねえ、警戒されちゃってさ」
真っ赤な耳させて、メルアドだけは教えてくれたんだけどさあ。
健二は、そう言った。
「――浮かれる気持ちもわかるが、いじめすぎると叩きのめされるぞ」
老人は、引き際を間違えると悲惨になるから、気をつけろ。
「 はーい 」
素直に、トータル年齢は60歳と主張するなんちゃって爺は返事した。
素直すぎて、気持ちが悪い。
そう言いたくなったが、まあそこは我慢しておく。
強かなふりをした不器用で、凶悪だと自認する偽悪者で、誰よりも怖がり屋の親友に出会ったその日。
間違いなく、佐久間敬の人生は変わったのだ。
それは、なんという幸せか。
了 by 御紋
み―コさまへ。
やはり、前後篇になってしまいました。
時間軸としては、本編その後あたりです。
なにしろ、まだまだ佳主馬が、最強健二さんと佐久間という強大コンビに立ち向かえない時分のようでして。
―――佐久間視点からの親友のお話でした。
佳主馬が立ち向かえるのは、いったいいつなんだろうか。(遠い目)
この二人の絆はあまりにもでかすぎるよ、おばあちゃん。
お持ち帰りは、みーコさまのみOKです。
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映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
こちらでは、二次創作を展示させていただきます。
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