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二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)

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41歳健二さんのカコバナ!⑦-4

 カコバナ!

 いろいろ、言い訳ついてます。(汗)









         4


 

 

 

 何で、乱数なんて方法を選んだんだか。

 

 健二は、そう思いながら生活費稼ぎのためのバイトをカチカチとこなしていた。

 そう、カチカチ。

「――あ、放物線そろそろ終わりやんの。――売れ売れ、売ってしまえ」

 カチ。

 クリックして、株を売りました。

 よっし、今月の小遣いゲット―。

「―― おーい、そろそろお郷につくんじゃないのー?」

 運転手が文句を言ってきたので、手持ちのpcを折りたたんだ。

「―― ですね」

 上田に帰るのは夏と冬。―― ただいま、帰省途中のマイカーの中であります。

 

 

 

 

 

 

 

「お久しぶりです、万里子さん」

 

 通い慣れた坂道を上がり、その貫録深い門をくぐった。

助手席の方を向きながら『いいの? ここでいいの? マジで??』と焦っていた諒には、もう少し自分の伴侶を信用するということを覚えていただきたい。

 ……この規模の個人宅に怯える気持ちもわからんでもないがな。

 

「――おかえりなさい、健二くん」

 

 着物姿の万里子さんは、やっぱり今回も玄関まで迎えに来てくれていた。

 ありがたいなあとしみじみ思う瞬間。

 昔の方の心配りには、ちゃんと意味があるんだなあと思います。

 それから。

 もう家族だと認識されてるんだなということを理解する。

 

「―― ただいま帰りました」

 

 小磯家へと顔を出した後、二人挨拶に訪れた。

 本家の玄関で、懐かしい古民家独特の匂いを吸って―――ただいま、故郷。

 

 俺の、大切な絆の残る場所。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――うっそ、健二さんが結婚したってどんな奇蹟! 信じらんない」

「―― 直美。気持ちはわかるけど、ちょっとは祝福してあげなさいよー」

 

 … この魔女どもは、どうすればいいのかと悩む一コマ。 

 目の前には、本家の長女である陣内理香と、分家の直美がいました。

 

「直美、どういう意味だその発言は」

 

 しっかりと抑えつけて、頭をぐりぐりするお仕事。

 どうにも、こやつは俺のことを年上と思っている様子が見当たらん。

 太助の一つ下の妹である陣内直美は適齢期の後輩でもある。

 婚活中の相手に、俺が結婚したことをそこまで驚かれる理由をきいておくべきかと悩んだが。

「――さもあらん」

 隣で、俺と結婚した張本人の涼(旧姓佐久間)がうなづいてやがるので、触れないことにした。

 

 おまえら、一度泣かすぞ。

 

 嫁の紹介挨拶をしたあと、宴会までの時間をつぶす。

 嫁は女性グループの手伝いへと移行した模様です。

 魔女の集会に近寄る気はないので、大広間へと移動する。

「久しぶり!」

「お?」

「おお??」

 男どもは、つまみがないので好き勝手におしゃべり中だった。

 陣内太助と陣内頼彦がそこにいた。

「今日は休みだったんですか? 頼彦さん」

「そうそう、俺休み―。邦彦は明けで隣で爆睡中。克は仕事終わったら、来るってよ―」

 ――ほうほうほう、消防士どのは大変だあねえ。

 公僕であることを選んだいかにも陣内家の男らしい3兄弟の参加状況を確認した。

「太助は? 嫁また店番に遺してきたの?」

「うん。翔太が帰ってきたら、戸締りして来るってさ」

 太助の笑顔は、いつものままだ。

「――そうか」

 だから、健二も笑ってみせる。

 太助は結局、工業大学を無事に修めた。でも、当時付き合っていた彼女が妊娠して、故郷へとそのまま帰ってきた。

 運よく、街の電気屋に勤められたのは幸いだったと言えるだろう。

 俺たちが機械の中身に特化したのと反面、太助は機械屋だった。

 そう、ハード面。

 ――― 俺たちが遊ぶとき、太助はその部品をいつでも作ってくれた。

 

 ―― 俺は、皆で遊びたいなあ。

 

 笑顔で述べた太助を知ってる。

 工業に進みたいんだと述べた友を知っている。

 けど。

 

「保育所いきだしたら、口が悪くなっちゃってさあ」

 困っちゃうよねえ。

 

 そんなことを言いながら、幸せそうに笑うお前がいてくれるから。

 

「パパさん、頑張んな!」

 

 幸せですかと尋ねるまでもない。

 

 

 

 やっぱりおまえは、故郷と家族を守る、陣内家の男衆なんだな。

 

 

 

 心の中でだけ呟いた、それはもう15年ほど前の話。

 

 

 

 ―――――→   へ



 

 さて、ちょっと言い訳です。

 公式のガイドブックをご存じあるいはお持ちの方には今さらなお話ですが。

 第二世代の年齢操作は、健二さんだけではありませんでした。

 実は、太助さんって公式では45歳なんですね、これが。

 頼彦さん(3兄弟の長男)と並んで年長組なのです。

 直美さんはその三つ下の42歳。(理香さんと同い年)

 

―――  スル―でお願いします。

 

 太助さん好きだったんだもん。

3兄弟を健二さんの同級生にするには普通にリア充すぎてて突っ込みネタ考えにくかったともいう。だって、絶対文化部に見えないし。パソコンとかそんなのしてそうに見えないし。ファミコンどまりかな?と。

 

 そういうことで、万助さん血筋の長男と長女のみ年齢操作しました。―― ごめんね^w^

 太助=41歳  直美=40歳 

 

 

 …本当、すいません><

 

 

 




 

 

 

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活字中毒の自覚ありです(笑)。
映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。

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