二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
41歳健二さん!
ふぁんたじーは大好きだ。
皆さんはいかがですか?
6
絆、と云う字に糸がついたのは当然ですか?
右手を伸ばしたキミと。
左手を伸ばしたキミが。
おそるおそると触れあって手を重ねている。
恐れながらも、お互いが手を伸ばして繋がっていたこと。
それが何よりも。
――――――――何よりも、俺の誇りだった。
それは女神がOZへと顕現する前のこと。
「…詫び、あとはおまえが調整しろ。――これ以上は複数でやる方が混乱する」
「わかった」
解体は順調。
なので、これから先は分業といこう。
【ラブマシーンのダイエットは成功しそう?】
「ああ。――あとは侘び単体で解体したほうが逆に手早いし確実だ」
先ほどまで共同でラブマシーンの解体作業をしていた二人だったが、解体作業以外の大事な作業を健二はしなくてはいけない。
【――あの子の声は届くかしら?】
有線回線の向こうから涼が呟いた。
「意地でも届かせてみせるさ」
その声に答えることで確信を繋げる。
―――世界は救われるのだと信じて足掻く力を手にする。
「でなくて、俺が小磯 健二の名を持つものか」
そうだろう、愛しい子供たち。
それは、まだ彼が一人で。
それは、まだカレが独りであった頃のお話。
【健二さん、初めまして】
【ハジメ…マシ…タ】
【違うよ、ラブマシーン。――初めまして、だよ】
【ハジメマシ…テキ】
【敵じゃないよ、健二さんはお父さんでしょ!】
「……何で、アバターが喋ってんのかねえ」
え、なに俺いつのまに寝オチしたの?
何度も眼を疑った小磯健二は、決して間違っていなかったはずだった。
【ぼくの名前はケンジ。――そうですね、初期ケンジと呼んでください】
にこ。
癒し系だと世間が告げそうな表情で画面上に笑顔が一つ。
どう見ても、例の悪友どものせいで公式アバターから外さざるをえなかった愛着ある健二の初代アバターにしか見えなかった。
「……おおお、どうしよう。すっげ嬉しいけどすっげヤバい。主に、俺の精神面と肉体面と社会面が」
ここは勇気を出して逝くべきなのか。電撃ショックも辞さない白衣の巣窟へ。
いや、だが意外に脱水による幻覚という可能性もあるし、先に点滴の一本や二本や三本を打ってもらうことから始めるべきか。
ぶつぶつと呟きだした小磯健二はいうまでもなく怪しい人にしか見えなかった。
【ケンジ、――ケンジ…ヨブ】
ししし。
仏像姿の見慣れたAIがやはり画面上で呟いていた。
「おお、ラブマまで。―――意外にも和むねえおまえのカタコト言葉は」
ふふふ、おにいさん知らなかったよ、あれかな侘びのバカが一生懸命に自分の口癖をおまえに打ち込んだりさえしなきゃもっと癒されたのかな、おれ。
なかば壊れた状態で会話したのが始めの接触。
破棄することも名残惜しかった自らの初代アバターのデータを、ラブマを隔離したその小箱庭たる電子世界へ放置していたことを思い出したのは、その翌日。
能力を持てあましたラブマシーンという自律型AIがその能力を持って、アバターのデータに接続し、自らの増殖データを植え付けて自己の複製体へと上書きしたのだということが判明するのはその翌々日。
「ありえねえだろ…」
どんなファンタジーですか。
睡眠も十分摂って体調万全になったあと。
それが現実だと理解した二つのAIの製作者が呟いたのは、某国大学院研究室における奇蹟の認定への5秒前。
――――――――――→ 7 へ
これは既にファンタジーです。物語りです。
御紋がこんなんだといいなとか思った物語りの一部なんです。―――大好きだ、ラブケン。
この作品は御紋のさまうおへの萌えの残りの全てがつぎ込まれています。
ツインの片割れは初期ケンジであったということですね、ええもうばればれの伏線でした。
自重はしない我が萌えのために!(きりっ)
TrackbackURL
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
こちらでは、二次創作を展示させていただきます。
著作権は御紋にありますので、個人で楽しむ以外に、ネット他に使用することはおやめください。
(二次配布、禁止ですよ)
御紋の生息地は、ついったです。
(ツイート非公開:アカウント → gomonn)
フォローはご自由にどうぞv