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二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)

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また、やっちゃったよv――――カテゴリー追加ww


 初詣に行ってきました―。
 おみくじ引いたら中吉と大吉。←根付目当てで二個引いた奴v

 知る人ぞ知る前田家の神社は、元が元だけに美しいです。雪吊りv


 さて、今日はss追加―。
 そろそろ刺されそうな捏造ぶりです。

 ツイッタのお友達二人の絵に御紋が釣られてしまったwwww
 マジに釣られやすいねあたしww

 ということで、とうとう初期ケンジまでもがギャグに進化v

 「自称健二さんの隠し子な初期ケンジv」―――――キミはついてこれるか?


 大丈夫な人だけ、つづきへどうぞ。
 ダメという方は、やめておこうね。








久遠寺タウンOZ物語り(仮)

「いっぱいの不思議」                       2010.01.01、

 

 

 小磯健二は、現在一人暮らしの高校生です。

 そんな彼は、このごろ、世界の不思議を色々と考えています。

 始まりは、8月1日。――――――夏の初めの日のことでした。

 

 

ぴんぽーん。

「はーい。どちらさまー」

 かたかたかたと、突っかけを履いて、玄関を開けた。

 そして。

 

「会いたかったです、パパ―!!」

 

 ―――――飛びつかれた。―――――否、とり憑かれた。

 そうとしか思えない。

「ちょ、ちょっと待った! パパって、誰のことだよ!!」

 俺、まだ17歳なんだけど!!

 慌てふためいて、相手を振りはらった。

よくよく見ると、相手は変わったモノをつけていた。

健二が好むストライプのTシャツにジーンズ。そして、頭には熊の耳。

コスプレ?

オタク用語から一般用語にまで進化した単語が、健二の頭に浮かんできた。

「――――ちなみに、これは本物ですv」

 にこにこにこにこ。

 空気を読んだように、相手が言った。

 ぴょこん。

 某おとぎの国の住人並に大きな、黒色の耳がはねた。――――どこも触ってないのに。

「う、うわあああああ」

 ずざああああああ。

 ちょっとびっくりした。

「―――――このリアクションをちょっとと言っていいのでしょうか」

 ぼそりと、相手が言った。

「――――で、で!! 君、一体だれ!!」

 震える声で、健二は言った。

 17の身空で、こんなに大きな子供がいてたまるか!!

 にこり。

 微妙に、腹黒いなにかを感じさせながら、相手は名乗った。

「――――僕の名前は、初期ケンジです。―――――あなたの一人目ですよ」

 ね、パパ。

 

 ――――とりあえず、パパってやめてくれない?

 い・や・で・す・v




 

 初期ケンジ。

 どこか健二の顔によく似た相手は、そう名乗った。
 ―――なんで、耳うごくの?
 知りません。
 ―――なんで、俺がパパなの?
 パパですから。
 ―――人間なの?
 ―――そう見えます?
 質問に質問で返された。
 にこにこにこにこにこにこ。

 じゃあ、最後。

 ―――――――どうして、初期って付くの? ケンジでもいいんじゃないの?

 とっとことことこ。

 とり憑かれたと思った直後には、初期ケンジは人の家へ上がり込んでいった。

 ちょっと、待った。それ、居宅侵入!!

 現代史で習ったばかりの、罪名を心で叫んだ。

 教えてもいないのに台所に入って、冷蔵庫からアイスを取り出した初期ケンジは、それをびりりと開けて、ぱくついた。

 ああ、今日食べる予定だった●り●りくん!

 がりがりがりがり。

 氷の欠片を飛ばしながら、初期ケンジはスパッといった。

 

「明日になったら、分かりますよ」

 

 がりがりがりがりがりがりがりがり。つーーーーーーーーん。

 氷菓を一気にがっついた代償に、初期ケンジが自分の頭を抱えていた。

 あ、当たりだ。

 当たりつきアイスの棒に、「あたり」と焦げ付いた痕が見えた。

 ――――今日のうちに、換えてこよう。

 明日が、なんとなく不吉な日のような気がして、健二はそう決断した。

 

 

 

 

 次の日。

 ピンポーン。

 やはり、呼び鈴は鳴らされた。

「―――――――――――はーい」

 返事はしたものの、ケンジの足は重い。

 にこにこにこにこにこにこにこ。

 後ろをついてくる、昨日からの自称健二の隠し子(やめろよそれ)が怪しい笑いを止めないからだ。

 かちゃ。

「―――――どちらさま…?」

 いない。
 ピンポンダッシュかてめえ。

 昨日から溜まってるストレスで、健二が切れかけている。

 もろいですね、パパ。

 ストレスの原因が後ろで呟いた。

 

 もじもじもじもじ。

 

 ふとあたりを見回したら、電信柱の後ろに、黄色の何かが見えた。

「――――――――さ、昼飯つくるかな」

 くるり。

 あ。

 ぱたぱたぱたぱた。

 小さな子供の足音のようなものが聞こえた。――――気のせいだ。

「ああ――――――――――――――あの」

 意外にひどいですねぇ、パパ。

 さっさと玄関の扉を閉めようとした健二に、初期ケンジが呟いた。

 じゃかましい、俺は悪くない。

 心の中でしかいえない自分をチキンとは言ってくれるな。

 ―――――へ・た・れ・v

 こいつは、さとりか。

 心のつぶやきに、見事に反応する相手に突っ込んだ。

 きいいいいいい。――――がしっ。

 玄関の扉が閉まる直前、何かがしがみついてそれを防いだ。

「あ、あ、あの!」

 楕円形の黄色い顔したそいつは言った。

 

「僕、仮ケンジです! よろしくおねがいしまああす!」

 

 叫ばれた。

 何を、どうしろと?(涙)

 とりあえず。

 にこにこにこにこ。
 もじもじもじもじ。

 初期ケンジと、仮ケンジ。ついでにいうなら、小磯健二で。

 区別に必要な冠言葉がいることはよく理解した。

 

 

 

「うわあああん。初期ケンジさんが、僕のオムライス盗った―!!」

「こら! 何してんだ、初期ケンジ! おまえのそっちにあるだろう!!」

 今日の夕食も、にぎやかだ。

 やはり、いまいち性格が歪んでいる初期ケンジは、まるでいじめるように仮ケンジで、遊んでいる。

「はい」

「うえ?」

 すっと、初期ケンジが仮ケンジに手を伸ばした。

 仲直りの握手? って、そんなわけがない。

 素直な仮ケンジは、びくびくしながらそれでも手を伸ばした。 

ぐにゃり。

「ふふふふ。初期ケンジ謹製手乗りスライムです!」

 やーいやーい。

 毛玉ぐっちゃぐちゃです―――――――。

 ふえええええええええ。

 小学生か貴様ら。

 一人暮らしの食卓は、おかげでめっちゃくちゃだ。(涙)

 ぽんぽんと、仮ケンジの黄色い体毛にびったりとくっついたゼリー状の粘着性物質を、氷で冷やしながらとってやった。

「おまえ、嫌にならないか?」

 いつも、いたずらの対象になっている仮ケンジに尋ねてみた。

「ううう。でも、初期ケンジさんは初期ケンジさんなので、僕は何もいえないんですううう」

 泣きながら、仮ケンジが答えた。

「――――そうか」

 何だろう、こいつらのこの上下関係って。

 不思議に思った。 

 

 

 

 あの日、近所の人たち、友人関係にきいたところ、健二と似たような体験をしたというものは多かった。

 突然、現れたその不思議なモノたちは、まるで当然というようにこの久遠寺タウンで生活をはじめ、日常生活に溶け込んでいった。

 だけど、多分一番不思議だったのは。

 その全てのモノたちを受け入れた者たちが、不思議とそれを本当の意味で嫌とは言いきらなかったことにあるように思う。

 健二も含めて。

 

「おーい、初期ケンジー、仮ケンジ―。買い物行くぞー。ついてこーい」

「「はーい」」

 

 たたんだエコバッグを持って、健二は声をかけた。

 

 ああやはり、世界は不思議がいっぱいだと思う。

 

                                   了 by 御紋

 

 一番初めに、mさんちの初期ケンジに悶えた。

 二度目に、wさんちの初期ケンジに悶え苦しんだ。

 年越しを仕事先で過ごしながら、おおざっぱに、世界観決め込んで、書いてみました。

 そろそろ、捏造の度合いがひどい気もしますが、うん。――――ケンジ三人幸せならいいんだ。(きっぱり)

 

 

 

――いいかー。欲しいものは一つまでだぞ―。

…って、初期ケンジ! どうして、そう攻撃系の玩具売り場に行きたがんの! 

…仮ケンジ。頬袋に必死に試食品詰め込むのやめて。――おれが食わせてないみたいだから。

 

 

 

 

 

 

 たぶん、つづく。…かな?

 

 






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活字中毒の自覚ありです(笑)。
映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。

こちらでは、二次創作を展示させていただきます。
著作権は御紋にありますので、個人で楽しむ以外に、ネット他に使用することはおやめください。
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