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二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)

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ギャグが書きたい病発生。…長編だお。



おはようございます。
昨日の車の運転中に乱入した電波が2本。
そのうち、1本を書いてみました。


シリアスとギャグの更新頻度がすごいことになりそうなんですが。
気長に行きましょうww


では、「健二さんが逃げた姉の身代わりに嫁入する話」

つづきからどうぞ。





…最近、原作VR書いてないな。…3月だな。






「政略結婚に異議あり!」①

                              2010.02.05

 

 

 

「健二! 頼む。代わりに嫁に行ってくれ!」

「は?」

父である国王に泣きつかれたのは、 第三王子である健二だった。

一週間後は、隣国の若い国王の元へと姉が嫁入りのために出発する日だった。

姉である夏希が、健二の貯金箱を壊して出奔したとの知らせが届いた2時間後、憐れな王子様は嫁入りを決められた。――男が男に嫁入りってありなんですか?(吐血)

 

 

 

 

 

「ありえない…」

「王女さま、足が開いてますよ。もう少し、閉じてっ!!」
 嫁入りパレードは豪勢だった。

「笑顔で挨拶してくださいね!」
 ううう。笑顔どころか、泣きたい。

 この嫁入り用ドレスが、豪奢に重ねられたベールがなかったらおそらく、沿道で祝福に来た国民たちは泣き顔になっている健二を見れたはずだった。

「泣いてちゃだめでしょう! ほら、手を振って!」

 笑顔です笑顔!!

 ああああ、なんでこんなことになったんですか。

 国元から唯一付いてきた侍女の敬に言われるままに、健二は手を振りながら思い返していた。

 健二の国は、はっきり言おう。貧乏な小国だ。

 どれほどかというと、王族である健二が国の帳簿付けをアルバイトにして小遣いにする程度には貧乏である。

 だから、隣国の強国の王様から姉に縁談が舞い込んだ時は、一家そろって喜んだものだ。

 よし、今日のごはんは肉だ―――――!!

 わああああああ!!

 …あの日のハンバーグの味は美味かった。いや、それはいいんだけども。

 で、あの国と縁組になったら寄付とか寄付とか寄付とかあたるよね。だよね? だよね?

 真剣にバイト先の帳簿に並ぶ赤字を見つめながら、熱く語りあったのは遠くない日のことだった。

 だが、当の姉だけは不機嫌だった。

「なんで、あたしが!!」

 夏希姐さん、お怒りをお鎮めくださいませ。

 兄弟そろって、姉の好きなケーキや花でご機嫌をとったのも、覚えている。

 そんな姉をおいたまま、国家をあげての結婚式の準備に取り掛かったのがわるかったんだろうか?

 姉はいってはなんだが、女だてらに剣をふりまわす女傑である。女子でなければ、嫡子にしたものをと言って嘆いたのは国王だけではない。偽名を使っては剣の試合に参加しては賞金をお持ち帰りする姉の日常を見つめながら、皆が惜しんだものだ。。

「あたしは、男と結婚する気はない!!」

 すっぱりと言い切る姉は、別におかしな性癖はない。ただ、理想が高いだけだ。

 理想の男は、あたしよりも強い男!!

 そう言って、剣と健二の貯金箱の中身を持って、出奔した姉のことを聞いて、健二は思った。

 ――――姐さん、貴女って人は…。

 兄弟の末子として、姉の起こすトラブルに付き合わされ続けた17年は健二に諦めと悟りを学習させていたために、驚く振りも出来なかった。まる。

 その後の話は聞くも涙、語るも涙。

 せっかくの縁談。こんなことがばれたら、慰謝料請求されたら、えええええええ!!?

 皆様、顔面蒼白。

 振り返れば、男の割にはインドアで、肌も白くて身なりも細くて、ごまかそうとすればいけそうな弟の王子。(後継ぎではありません

 ………。

 OK! 嫁に入ってこい!

 健二に拒否権は無かった。――――――しくしくしく。

「まあ、この私に任せておきなさい!! 美人にしてあげよう!!」

 眼鏡っこの敬が言った。――――夏希の親友にて侍女。―――幼いころから、このコンビに勝てた試しはない健二にとっては言う言葉もありはしない。

「よ……よろしく、おねがいします」 
 ――――何も言ってくれるな。

 

 

 

「いいわね? 基本的に第一印象なんてものははったりです! はったりきかせて、見惚れさせれば女の勝ちです!!」

 眼鏡が光ったのは佐久間 敬。17歳の侍女にして、健二の女装プロデュースの責任者である。

 女の人の大変さを知ったのは、この恐怖の花嫁修業が始まってからだった。

 なに、このコルセット。―――きついきつい、骨が歪む!!!!! 
 おだまり、骨が歪んでもまっすぐに背筋を伸ばして見せれば、綺麗に見えるのよ!!

 一人では身につけることも困難なその姿勢矯正用拘束着(コルセット)は、まだ始まりでしかなかった。

 姿勢はまっすぐ!頭を揺らさない!下を向くな!視線を反らすな!!相手の目を見て、笑顔で話せ!!流し眼の練習と、眩暈の振りは女の常識だ!!ふざけんな、スカートのドレープは美しく見せてなんぼだ!美しく座って、美しく立って、美しく踊って見せろおお!!

 寝かせてください。お願いします。

 嫁入り修業は、大事なお肌に響かない程度に勧められた。

 …ちっ!

 舌打ちして、休憩時間と睡眠時間をキープしてくれた敬の顔が怖かったです。

 女の人って怖い…(涙)。

 とりあえず、姉を捜索中の母国では発見次第、姉と交代させてくれると約束してくれたので、少しでも早く姉が見つかることを祈るばかりである。

 

 

 

 今日、健二と敬は無事に嫁入り先に着いた。

 東の強国、鬼神のように怖ろしいと言われている、キングの住んでいる王国へ。


 

                             …To be CONTINUE  by御紋

 

 

 
 ギャグ発進。

 シリアスばかりだと、皺の少ない御紋の脳味噌が死にます。(吐血)

 ちなみに、侍女は佐久間です。敬子にしようとしたが、話し言葉が違うせいでちょっとあきらめた。とりあえず、敬(けい)でよろしくですwww

 

 

 

 

 
 ちょ、なんで結婚式続行してんの!!?

 だ、誰が………ま、さ、か。

 

「お客さん、お釣り―――!!」

「いらないわよおおお!!」

 

 健二の貞操の危険に気付いたブラコンの夏希お姉さま、旅先にての一コマであった。 

 

 

 

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自己紹介:
活字中毒の自覚ありです(笑)。
映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。

こちらでは、二次創作を展示させていただきます。
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