昨今の上級生、という立場について考えます。

「―――先輩、先輩！　長治先輩！！　」

　図書委員会における委員会伝統の、予算会議における技術の講習会を、なんとか防いでみた。

「うむ、思いついた！！　不破　雷蔵。おぬし、ちょっくらお使いに行ってきなさい！！　」

「ついでに、一年は組の乱きりしんも連れておいき―」

　…トラブル発生、決定したし―。

「――おばちゃん、もうなんでもいいです。今日のお昼は…」

　よろり、と。

「おおお、お疲れさん。―――今日の賄いは、―――くっさくっさーな草ぞうすいだ」

　――――雑炊といいながら、米が入ってない野草鍋だったり、とか。

「―――雷蔵、大丈夫か？」

「　大丈夫じゃないよ！！　」

　あまりにも、不運委員会を笑えない一日を過ごす立場だと思う。

　それでも。

「―――生きてるか？」

　と、問われると。

「　生きてるよ！！！　」

　笑顔で答えられるから、多分ボクは幸せなんだろう。

　　　　　　　　　　　　　了ｂｙ御紋

　残一分で作成完了。（不破祭、おまけ）