銀ちゃん、落乱世界へ行く！⑥

「風呂と極楽の相似性」

　　　　　　　　　                            ２０１０．０９．２５．

　今は居てくれないので、第一選択第二選択第三選択から第五選択まですべてお風呂だこんちくしょう！！

履いてたわらじが水練池の水を含んでいて、歩く平地に足跡が残ります。

「ううう、めちゃくちゃ気持ち悪いある」

　ぐちゃぐちゃ音が鳴る草鞋に、心からの本音を呟く中華娘。

「うぎゃあ、げんごろうそこはだめえええ」

　路の端で踊りだした眼鏡が一匹。

　なあに、下着の中にでも潜り込まれたのゲンゴロウくんに。

「湯屋なんぞに、行く金はねえぞー」

　自分で呟いて虚しくなった銀髪の浪人一名。

　だが、この時代この世界には公衆浴場さえありゃしないんだよ桶に入れた湯で絞った布で身体を拭けたら幸せなんだよ。

　ちくしょう、清潔大好きジャパニーズ精神何処行った。

　たまに、いろんな四つ足動物（犬猫酔っ払いなどなど）の落し物を踏んでた身とはいえ、風呂はすきなんですよこちとらああ。

「「…お～」」

　たぶん、死んでるか―と問われていても同じ答えが返ってきていたように思われます。

　水練池におけるタイムレースの総合優勝は、尾浜勘右門と銀時による最終対決を経て、尾浜勘右門へと決定した。

　…仕方ないじゃん？　俺にあひるさんボート修理する技術なんてさあ、ねえよそんなの。

　俺は破壊専門なんですすいませんね！

　あははははははは。

　…見習おう、あのスムーズな逃走術。

　学園長フィギュア（という名の大型不要廃棄物）の所有権をあえて明確にせずに去っていったあの根性には、奴の忍びの適性の在り方を知らしめるものだったと思う。

　うん、忍者学園伊達じゃないね。（忍術学園だっつーんです）

「…あれ、なんですかね」

　見つけたのが、眼鏡。

「「…んあ？」」

　現実逃避に忙しかった残り２名は、言われるまで気づけなかった。

　ゆらめくそれは、まさかの―――・

だが、人生そう美味くは行かせてもらえない。

―――　なんという哀しき運命！

　確か、ヘムヘムが菜園のほうにいるとか言ってたから。

　非常時の駆け込み処。

　お残しさえしなければ、いつだって美味しいご飯を恵んでくださる万屋の救世主なのだ。

　…一名書き落としちゃあかんだろうと思いつつ、夏がきちゃったので…。

　だって、今年の夏は、今年の夏は２０１０年の夏だったんだぜ！！＞＜。。。。

　ゆっくり書くから待っててね、ココさん。

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