二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
おh…こんばんは。(お目目しぱしぱ)
最強健二さんの改変シリーズ^^ どうぞ。
「神様に救われた」
                         2020.04.26.
     
「あたしゃ、指示なんか出しちゃいないよ」
カチンと、グラスが重なる音。
「またまた~~」
「さっすがは、俺らのばあちゃん!!」
「日本一だよなあ!!」
嬉しそうな三兄弟の姿。
――ええ。そうですね。
 やはり、彼の人は――世界一なのでしょう。
俺にとっての、――神、様、は……。
大型のTVが語る、その日の世界の混乱を。
「――徐々に都市の機能は回復してきています。奇跡的なことに、今回の件による死亡者はなく……」
――――一つ目、を、クリアー。
大広間に再度集った家族たちが、その情報を聞きいる中で健二は小さく肩を落とした。
怖かった。
 ―――――怖かったのだ。ずっと。
世界を変える覚悟をした。それに後悔は無いけれど。
 変えた過去のせいで、未来が変わり、そして……。
 栄以外が誰もが死ぬことのなかった奇跡のような事実を、覆すことになったなら、どうすればいいのかと思ったのだ。
本当は、簡単なことだった。
                  ――諦めればいい。
大切な人たち。家族。――神様。
 守りたいものだけを護れば。
 それ以外のなにかを捨てれば。
世界を守るという、大義名分が一つ。
―――そのための犠牲を、少しだけ。
 自分に関係のない人たちを、少しだけ。
捧げてしまえばいい。
 神にささげる、供物のように。
けれど。
――陣内家の人間に半端な男はいらない。
聴こえてしまったから。
 思い出して、しまったから。
……じゃなきゃ、郷土や家族を守れるものかい。
大事な人がいるのです。
 大切な人がいるのです。
 守りたい、人がいるのです。
守りたい、――世界があるのです。
では、守りましょう。――護りましょう。
 私の大切な、アナタの大切な、――この世界を守りましょう。
俺は、ちっぽけな存在だけど。
命をかけて、――この世界を守りましょう。
「健二さん、あんた今日がんばってくれたんだってねえ」
「――いえ、ぼくは…」
何も。
「―――ありがとうねえ」
にこにこと微笑む神様。
その笑顔を見て、こぼれおちそうな嗚咽をかみ殺す。
―――貴女の言葉が、いつだって僕を救ってくれるんです。
了 by御紋
    
……思うよね?
 自分がひどいときは楽をしたいって。
 ――健二さんがそう思わなかった筈なんてないんだよ。
 でも、神様が言ったから。
健二さんは、逃げなかったんだよ。;人;
TrackbackURL
| 10 | 2025/11 | 12 | 
| S | M | T | W | T | F | S | 
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 
| 30 | 
映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
こちらでは、二次創作を展示させていただきます。
著作権は御紋にありますので、個人で楽しむ以外に、ネット他に使用することはおやめください。
(二次配布、禁止ですよ)
御紋の生息地は、ついったです。
(ツイート非公開:アカウント → gomonn)
フォローはご自由にどうぞv
  