二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
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早い早い、でもひな祭りに間に合うかは不明という^^;
原作見る前に書き終えられるといいのだが。^w^;
【もういいだろう? 恋は終わったんだ】
【もういいだろう? 恋は終わったんだ】
2010.03.01
桜の花びらが舞い散る四月。
佳主馬は東京の大学へと入学した。
――学ぶものもあったが、仕事の相手が望むように上京したといっていいだろう。
指定された構内の教室で、人懐こい女友達が出来た。
「先輩から聞いたんだけど、まあまあ単位はとりやすいんだって。この講座の必修単位」
「そういう情報は、もう少し早くに流してくれないか?」
「いいじゃない? 池沢くんだってこの授業とったんだからさ」
中学までは友人など作らなかった佳主馬だったが、あの夏をきっかけに人とのコミュニケーションをとるようになった今、情報の多そうな女子との会話だって意識すれば続けられるようになった。
「あ。チャイム」
鳴り響くチャイムに、席につく学生たち。
開かれていたその扉から入ってきた人に、誰が講師だと気づいただろうか。
「……佳、…佳主馬…!?」
「――っ、健二…さん?」
振り向いた先にいたのは、真っ白な半袖のシャツを着た小磯健二。
変わらぬままの細い身体。細い肢体。――――笑いそうなほどに、生真面目を通り越したその色気のない姿。
それでも、佳主馬の記憶の中に蘇るのは。
―――佳主馬の前でシャツを自らはだけさせていたあのヒトの、三年前の姿。
「池沢くん? ―――知り合い?」
何も知らない女友達が、ひょこりと顔を出して、聞いた。
「あ。ああ」
返事しようとした佳主馬の声を聞いて、小磯健二が動き出す。
「今は席について。――――池沢くん」
「――え?」
つかつかつかつか。
健二は、革靴を鳴らして、講壇へと歩いていく。
「必修科目である数学を担当します。――小磯健二です。…よろしくおねがいします」
―――嘘だろう。
佳主馬の頭の中に、封じていた思い出が蘇りだす。
――――それは、爛れた夏の闇の中での思い出。
了 by御紋
大学入っての再会編。
「ちょ…!! どういうことですか? 教えてもらってませんでしたよ、侘介さん!!」
「ええええ? 俺はなんも知らなかっただけだぜえええ?…ししし」
「……ふ。―――月夜ばかりと思うなよ」
「きしししししししし」
同じ大学の講師になってる侘と、黒健二さんの会話より抜粋。^w^
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映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
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