二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
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こんばんは。
最強健二さんの改変シリーズ。です。
色々と省かれてるけど、さあ、最終話までがんばろう。^^;
「円陣組んだら、掛け声かけましょ。――勝利の神様、捕まえるために」
2020.05.16.
表示されたワールドクロックは、ただカウントしていく。
時を刻むその数字に、世界の絶望をにじませながら。
「――遊びだって? 世界を、人間を滅ぼすことが遊びだっていうの!!?」
理一さんが拾い集めて、分析したデータから、ラブマシーンが世界を破滅させようとしていることが分かった。
大きなTV画面の中には、今も減りゆく残り時間。
「…命を、おまえはまだ知らないんだな」
ラブマシーン。
皆が集まって、世界を憂えているときに。
健二は、生まれたてのAIに心だけで呼びかけた。
帰ってきたのは、二人。
夏希の電話を受けて、栄の様子を見に行った侘介。
栄の主治医として、病院に残っていた万助。
なかなか、病院から離れようとはしなかったはずの二人は、仕方なさそうな顔をして、
傷だらけの車に乗って帰ってきた。
「―――女性は、つよいものだねえ」
苦笑いしながら、立っていたのは万作。
「…くそ、ばあちゃんになんかあったら、あの女泣かしてやる」
ふてくされた顔で呟いたのは、陣内侘介。
…うん。
とりあえず、二人とも。
うちの母が、なにか失礼なことを言ったんでしょうか?
健二の知らぬ間に上田へ訪れて暗躍している、母親の行動にびくびくした逆行健二さんだった。
「――みんなで、ごはんを食べましょ」
用意されたごはんを皆で。
おにぎりは左手。
お箸は右手。
丸いちゃぶ台によく座れたなとおもえるほどの数の人たちが、一斉に集って。
腹を満たした。
心を満たした。
「――奴をリモートで解体する。だが、間に合うかどうかは五分五分だ」
ばんそうこうが似合う41歳は珍しい。
そうおもいながら、その言葉を聞いた。
「…混乱の原因は、アカウントを奴に奪われていること」
塩味が効いたおにぎりが美味しかった。
そして、皆がそろって再びここにいることが嬉しかった。
「もっと有効な手段で奪い返すためには、どうすればいいのか」
真剣な表情で、みんなが健二の言葉を聞いてくれている。
ああ、それはなんて嬉しいことだろう。
花札を差し出して。
笑顔で。
「――――賭けに出るのも、いいでしょう?」
ね?
賭けごと大好きな、我が家族たちどの。
誰よりも、大きな賭けに出て勝った健二にはそれは当然のプランだった。
家族が、再び一つになった。
栄の命がまだ生き残っている。
それらは、全て。
健二にとっての大きな賭けによって得られた代価だった。
「――神様は、いるんです」
思い浮かべたのは、一番に守りたかった人のこと。
にっこりと、健二は笑った。
―――あとは、世界を救うだけ。
了 by御紋
健二さんのお母さんは、何してるんだかwww
とりあえず、栄さんの病院で皆のかわりに待機中です。
健二さんが為すべきことが為せるように。
しっかりと、栄さんを見守りますとも!!
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映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
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