二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
     こんばんは。
 最強健二さんの改変シリーズ。です。
 
 色々と省かれてるけど、さあ、最終話までがんばろう。^^;
「円陣組んだら、掛け声かけましょ。――勝利の神様、捕まえるために」
                                 2020.05.16.
表示されたワールドクロックは、ただカウントしていく。
 時を刻むその数字に、世界の絶望をにじませながら。
「――遊びだって? 世界を、人間を滅ぼすことが遊びだっていうの!!?」
理一さんが拾い集めて、分析したデータから、ラブマシーンが世界を破滅させようとしていることが分かった。
 大きなTV画面の中には、今も減りゆく残り時間。
「…命を、おまえはまだ知らないんだな」
ラブマシーン。
皆が集まって、世界を憂えているときに。
 健二は、生まれたてのAIに心だけで呼びかけた。
帰ってきたのは、二人。
 夏希の電話を受けて、栄の様子を見に行った侘介。
 栄の主治医として、病院に残っていた万助。
 なかなか、病院から離れようとはしなかったはずの二人は、仕方なさそうな顔をして、
傷だらけの車に乗って帰ってきた。
「―――女性は、つよいものだねえ」
 苦笑いしながら、立っていたのは万作。
「…くそ、ばあちゃんになんかあったら、あの女泣かしてやる」
 ふてくされた顔で呟いたのは、陣内侘介。
 …うん。
 とりあえず、二人とも。
 
 うちの母が、なにか失礼なことを言ったんでしょうか?
健二の知らぬ間に上田へ訪れて暗躍している、母親の行動にびくびくした逆行健二さんだった。
「――みんなで、ごはんを食べましょ」
 用意されたごはんを皆で。
 おにぎりは左手。
 お箸は右手。 
 丸いちゃぶ台によく座れたなとおもえるほどの数の人たちが、一斉に集って。
 腹を満たした。
 心を満たした。
「――奴をリモートで解体する。だが、間に合うかどうかは五分五分だ」
ばんそうこうが似合う41歳は珍しい。
 そうおもいながら、その言葉を聞いた。
「…混乱の原因は、アカウントを奴に奪われていること」
塩味が効いたおにぎりが美味しかった。
 そして、皆がそろって再びここにいることが嬉しかった。
「もっと有効な手段で奪い返すためには、どうすればいいのか」
真剣な表情で、みんなが健二の言葉を聞いてくれている。
 ああ、それはなんて嬉しいことだろう。
花札を差し出して。
 笑顔で。
「――――賭けに出るのも、いいでしょう?」
ね?
 賭けごと大好きな、我が家族たちどの。
誰よりも、大きな賭けに出て勝った健二にはそれは当然のプランだった。
家族が、再び一つになった。
 栄の命がまだ生き残っている。
それらは、全て。
 健二にとっての大きな賭けによって得られた代価だった。
「――神様は、いるんです」
思い浮かべたのは、一番に守りたかった人のこと。
 にっこりと、健二は笑った。
―――あとは、世界を救うだけ。
了 by御紋
健二さんのお母さんは、何してるんだかwww
 とりあえず、栄さんの病院で皆のかわりに待機中です。
 健二さんが為すべきことが為せるように。
 しっかりと、栄さんを見守りますとも!!
TrackbackURL
| 10 | 2025/11 | 12 | 
| S | M | T | W | T | F | S | 
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 
| 30 | 
映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
こちらでは、二次創作を展示させていただきます。
著作権は御紋にありますので、個人で楽しむ以外に、ネット他に使用することはおやめください。
(二次配布、禁止ですよ)
御紋の生息地は、ついったです。
(ツイート非公開:アカウント → gomonn)
フォローはご自由にどうぞv
  