二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
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「かあさん、お葬式!」
どうしよう!!
「ああ、…もういいわ」
野外でしましょう。
晴れ渡る空を眺めながら、万里子が言った。
「は…。――――そうね、そうしちゃうか」
あっけにとられた後で理香が笑い。
「……っく」
理一が、引きつけるように笑って。
「よーし、じゃあ俺はイカ焼くか!」
「……バーベキューでもしますか」
万助はにかっと笑い、太助は父親の行動にただそう述べた。
「了平兄ちゃん、勝ったよー」
「勝った―」
「優勝したよー」
報告してきた子供らの声。
遠くで喜ぶ由美さんの声が聞こえた。
――ああ、頑張ったね。了平。
誕生日には優勝旗を持って帰ると言ってくれた曾孫の一人を思う。
―――泣くだろうけど。
いまだに私の死を知らされていないあの子は。
感情がすぐに顔に出る了平。
―――今でも待っているよ、優勝旗。
お誕生日にプレゼントするんだ!
そう言ってくれたあの子に。
頑張ったね、と誰かに代わりに伝えてほしい。
きっと、それは誰もがいうのだろうけれど。
―――おかえり、それからおめでとう。
「よし、よくやった!!」
「やるねえ」
にこにこと笑顔でみなが笑っていた。
「じゃあ、行ってくるわ」
県警まで。
そう言った後、侘介は出ていった。
「翔太、連れてけ」
おまえの職場だろうが。
一本だけ連絡をいれたあと、がたがたの車に乗っていった。
… 行ってらっしゃい。
今度は、早く戻っておいでよ?
夏の日差しが、熱いのか。
みな汗をかいていた。
私は、そんなことはないがねえ。
なにしろ、魂だけの存在だ。
見える風景は、とても美しかったよ。
すべてが。
愛しい、私の夏。
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映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
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