二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
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…なんとなく、ズボン一丁で転がってる二人を妄想したわけです。
「真夏日」
                      2010.04.03.       
夏の混乱が終わった後、まるで兄弟のようだねと言われながら健二と佳主馬は一緒に過ごした。
 ちびたち三人が『ギャングトリオ』だというのなら、それこそ二人は『パソコンオタクコンビ』だねとか言われながら。
「何、言ってんのよ。むしろ、世界を救ったコンビよ!!」
 握りこぶしで言ってくれたのは夏希先輩だった。
今年の夏も、とても暑い。
 古い木造建ての陣内家でも暑いことには変わりなくて、窓を全開にしていてもたまに鳴らす風鈴くらいしか涼を運んではくれなかった。
 大広間で廻っている扇風機が、ぶんぶんと首を振ってけなげに働く音だけがむなしかった。
 まるで猫がするように、少しでも涼しい場所をと求めて歩けば、自然と辿り着いたのは暗い納戸の部屋。
 畳なんて置いてない木の板の冷たさに一息ついて、転がった。
 玄関からたまに聞こえる来訪者との会話が聞こえる。
「あらあら、わざわざすいません」「いいええ、こちらこそ…」
 田舎でも都会でも会話なんてあんまり変わらないんだなあと思いながら、佳主馬くんと二人で寝転がった。
 ぶーーーん。
 あまりの暑さに耐えきれず、コンビニで買ってきたミニ扇風機が鳴ってる。
 転がったままで手をあげれば、そよそよと風が感じられた。
 暑いねえ。
 …暑いよ。
 汗腺が開ききったような暑い夏だった。 
「今日は、プログラムの仕事は?」
 ぼうっとした頭のままで、健二が訊けば。
「―――暑すぎて、やってらんないよ」
 佳主馬くんの答えが返った。
 ジイイイイイイ。
 蝉の鳴く音に、うるさいと叫ぶことも忘れていた。
「――暑い」
「――言わないでよ」
 もっと暑くなる。
 むくりと健二は身体を起こした。
「――どうしたの? 健二さん」
 いきなり起きて。
 ねっ転がったままの佳主馬くんが不思議そうに訊いた。
「いや」
「!」
 健二がストライプ模様のTシャツを脱いだ。
「―――服が邪魔だなあ、と」
 少しでも涼を欲した頭が、湧いてしまった健二だった。
「――健二さん」
「? なあに? 佳主馬くん」
 上体のTシャツを脱いで、履いていた靴下も脱いだ。
 履いてたズボンについてはまあ、もうちょっと考えてから。
 流石に、他人の家でこれ以上は脱げないなあ。
 残念そうにズボンを見つめつつ、脱いだTシャツと靴下をしっかりと畳んだあと、もう一度冷たい床に転がった。
 ジイワジイワジイワ。
 蝉が鳴き方を変えたらしい。
 ぶううううううううん。
 扇風機はまだ稼働中。
 
「あーあ、今日も暑いね」
 やってらんない。
本日の気温は、31度。
 全国的に真夏日だとのこと。
 空は晴天、真っ白い入道雲もどこかへ流れて。
 大広間からは、プロ野球の放送解説がにぎやかに流れている。
佳主馬のパソコンも。
 健二のシャープペンとレポート用紙も。
みんなみんな、今日はお休み。
了 by御紋
…夏だからこそ、な裸族な健二さんを想像。
 あえて、なだれ込まない二人に逆萌え。
 …こんなのも好きです。
…健二さん、まさかと思うけど、他の皆の前では脱いだりしないよね?
 あはは、まさかああ。佳主馬くんの前くらいでしかしませんよ~?
 !!!!
 あ、でも佐久間の前だとあるかも。
 ――――――眼鏡、殺す。
親友が、命の危険にさらされてますよ、健二さん。^^;
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映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
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