二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
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前のお試しは、面白くなかったので、ギャグな健二さん視点で書いてみました。
未練は残さない方向で進みたいですね。(きらっ)←うざい。
「現状把握に努めましょう」
2010.04.10.
「危ない!!」
叫んだのは、飛び込んだ健二だったのか周りにいた人たちだったのか。
もうその判断はつかなかった。
信号無視したトラックにひかれそうになっていた小学生。
その子を押しのけて、健二はその命を終わらせることになった。
小磯健二、享年55歳。
妻と二人の子供を置いて、一度目の生は終わった。
「人を守って、自分を守れる」
そんな家訓を最後まで守ったことを小磯健二は誇りに思った。
のだが。
「…なんだ、これ」
朝の日差しが差し込むなか、健二は目覚めた。
「―――あれ? 中学校の制服じゃねえの?あれ」
新品の学ランが、目の前のクローゼットに引っかかっていた。
………。
姿見の鏡を見れば、あいかわらずの寝ぐせの残った髪の毛が見えた。
そして、中学の頃の幼い自分の顔が。
「な……なんじゃこりゃああああああ!!」
ネタが古いのは親父ギャグの好きだった上司のせいだ。絶対に。
中学の入学式は、つつがなくこなした。
頭の中身は、混乱していたが。
――あれ? 俺、死んだよね。間違いなく死んだよね。だって、凄い痛かったよ。死にたいほど。
もはや忘れた同級生たちの顔が遠い。
まあ、皆これから友達になるんだけども。
………。
OK,俺。落ち着こうか、俺。
健二は一度深呼吸をした。
俺は、死んだ。OK,いいだろう、そういうことにしておこう。
嫁の夏希は今頃未亡人。
大丈夫だ、陣内家のきずなは強い。
今頃、俺の葬式をしながら、なんとかこれからの話を詰めてくれていることだろう。
某役所勤めの方や某国防の方や某実業家の方が良いようにしてくれるはずだ。
ありがとう、愛してるよ。陣内家。
まだ健二の頭は混乱していたが、本人は既に落ち着いたと思いこんでいるようだ。
で、今は2005年。
……俺、中学生ですよ。ははは…。
55歳の中学生。うわあ、いやだなあ。
繊細な心の中学生に混じってやっていけるのかなあ。
微妙な気分だった。
…あれ?
ってことは、ちょっと待て。
―――あの人が生きてる?
『―――健二さんは立派な陣内家の婿さんだ』
…栄さん。
貴女が生きているのなら――――今度は、貴女を死なせない。
世界を裏切ってでも。
貴女を救うためになら。
「―――何度でも、奔走して見せますよ」
桜咲く、4月。
小磯健二は呟いた。
二度目の生を生きる覚悟を。
了 by御紋
きゃあああ、健二さん男前~~。
…失礼。(コホン)
ええ、俺という一人称を駆使する健二さんです。
ええ、栄さん救済したい本能で書いてみました。
…原作健二さんの未来から来てますので、こちらの夏希さんは普通の女性(未亡人)です。
女帝ではありません。
そして、健二さんはノーマルです。
Are You OK?
気まぐれに、書きだすつもりです。^^
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映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
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