二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
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「最強健二さんの改変」シリーズ。
「いまはまだ、暗中模索の過程のうち」
2020.05.04.
「――俺は正解を知ってるんじゃない」
健二は言った。
「―――間違えた答えとその式を、覚えているだけだ」
健二はいつだって、自分の歩く道を自分で選んできたのだ。
「――佐久間、起きろよ」
「うあっ!! …あれ? もうそんな時間?」
携帯で掛けたのは、過去世でも今生でも、大切な親友のもと。
「―告知を、頼む」
「―――合戦だ」
空には太陽が昇っていた。
続々と陣内家の持つ力が、集結し始めていた。
門扉を壊して池に浮かんだのは、陣内水産のイカ漁船。
大広間に並んだのは、大型の電子機器。
それから。
「――松本の駐屯基地から借りてきたよ。…本当は今日、あそこにはないはずだったらしいんだけどねえ、これ」
とかいいながら、理一が持ってきたのはJMCR―C4.(ミリアンテナ波通信装置付き)
じろり、と健二に意味ありげに目線をもってきたのだが、今さらだ。
健二は気にしない。
「――今が使うときでしょう?」
にこりと微笑んで、そういってのけた。
「……俺は、もう驚かないと決めたはずだが。……見事にここまでそろわれると、さすがに驚くわ」
佐久間が、PCの中で頬をひくつかせて呟いていた。
「……佐久間さんて、健二さんの親友なんだよね?」
「ああ、そうだよ?」
「――健二さんって、何者なの?」
尋ねた佳主馬の言葉に、周りで熱暴走予防のために、和室を整えていた男たちがぴたりと止まった。
「………」
視線が、PCの中の佐久間に集中していた。
「いやあ、…まあ、いまは言えないかな」
一言で言えるものじゃないからねえ。
笑いながら汗をかいてるのは、同時表示されている佐久間のアバターだった。
「……あいつは必死だったよ。ずっと。……たぶん、皆が思ってるよりもずっとね」
だから、信じてやってくれないか?
にっ、と笑った高校男子の片割れに、陣内家の男たちは顔を見合わせた。
「「「――喰えないコンビ」」」
言っちゃなんだが、そう言ってやりたくなったのは仕方がないでしょ?
「…健二と一緒にされるのは、ちょっと嫌だなあ」
小声で佐久間が言った。
「……どういう意味・で、す、か ?」
目の前で人のことを好き勝手に言ってくれる男どもに、蹴りを入れたい逆行健二だった。
了 by御紋
とりあえず、男どもは協力体制を整えた模様です。^^
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映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
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