二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
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ご機嫌いかがでしょうか?
41歳健二さんの衝撃!
とりあえず、2までで終わりそうですからご安心を。^^;
最後は何かと聞かれると、2の資料探しで見つけた一角。
あれは難しいよ漢字変換。
キャラ壊れたっていいじゃないか。単独作品つーかネタ⑬―1
「怒りさえも全の一、愛だよ愛!」 
                  2010.12.09 .
   × 年齢操作あり、侘介ファンは要注意です。
ぽーん。
時報が鳴った。
 君に会おう、我らの仔よ。
 君の辿り着いた進化の過程を見つめよう。
降下してきたその姿。
――あれはなんだ?
衝撃が身の裡に生まれる。
 仏像を象ったようなその姿。
 それは願い。
 世界を救ってくださいと。――永遠の祈りを込めたその姿。
「健二さん、どうかしたんですか?」
 不思議そうに尋ねた敬の言葉に、俺は返す言葉を知らなかった。
「――ざけんなっ」
 押し殺した呟きは、仮ケンジには拾いきれなかったようだった。
 止まったままの自分のアバターの姿を見つめ、戦い続けるアバターとAIの姿を見つめた。
 10年だ。――― 10年。
 あの子を生み、育てたその年月。
 手に触れたマイクの音を消して呟いた。
「――――――誰が、おまえを変えた」
 その声は誰の耳にも届くことなく、霞となってきえた。
「………、おまえはラブマシーンが好きかい?」
「はい」
「………。あの子は優しいかい?」
「――ウン」
 可愛い子供たち。
 たとえそこがただの箱庭だと知っていても、あそこが好きだった。
 生んで育てた彼らが、―――好きだった。
 優しさも無邪気さも残酷さも。
 知らないままに、人を世界を未来を大切にしていた子らが好きだった。
 本当に、信じていた。
 ――――――永遠を。
四肢を放ち、体軸をずらし、闘うのは二人。
覇者を名乗ったことのあるものたち。
 スペックが同等となったことで、経験が勝負をわけたのか。
 宙を飛んで三十六計を決め込んだのは、ラブマシーンのほうだった。
 逃げまどう野次馬たちなど眼中に入れることなく、彼は宙を飛び、掴んだものを幸いと追手へと投げつけた。
 勿論、そんなものが妨害になるはずもない。
 何故なら彼を追うのは最高のOMC王者。キングカズマその人なのだから。
 時間の問題かと思われた時、他者からの妨害がキングにまとわりついた。
「―――― 取り込んだアバターを操れるのか!」
キングはその妨害に取り込まれて逃げれない。
現れたのは、見慣れたアバターが一人。
「師匠っ!」
無骨なまでに水膨れした海の男の手が、小さな子供の玩具を手にして、参戦していた。
一合、二合。
 いくらなんでも、予想外の乱入を果たしたマンスケにまでスペックの改善ができたわけもなく、彼は素直に宙を落下した。
「師匠っ!」
 抜け出したキングは叫び、再度決意を込めて相対する。
 目指す場所は、中央塔の一角。
 暗い闇の中で、君を落とすよ。
 それがきっと、一番確実な取り返し方。
「―――帰っておいで」
 呼んだのは、己の想いだけを貫いた愚者。
             ―――――――→ 2 へ
 続く気か。……そうか。
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映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
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