二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
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いきなり降ってくるネタは、悲鳴を上げてるのでどうにもならないという。
―――今月は、嫁入りカズケンの再開予定なのに。^^;
速攻で書き終えてやるううう!!!!
><。。。。。。。。。。。。。。。。。。
ということで、「最弱健二さんの物語り」―――始めました。
最弱健二さんの物語り。③
「 死者には与えぬ、その権利 」
2010.07.12.
朝が充ちるまえ、雁が夜の空を渡っていった。
地の上から飛び立って、天の月に魂を移した。
―――陣内栄の逝去のとき。
「おばあちゃん!」
「おばあちゃん!!」
犬のハヤテが叫ぶ声で目覚めた日。
栄の居室である離れの和室に、人が集まっていた。
「―――もう、いい」
医師の顔をした万作が声をかける。
「だめよ、続けて!!」
必死の形相でその姉である万里子が告げた。
もはや帰らぬ魂を呼ぶように、救命活動は続けられる。
けれど、魂はすでに帰らず。
諦めが満ちるように、その行為は終了した。
「みんな揃っているな。―――5時21分」
栄の死亡は、家の者たちが集うその場所で宣言された。
――どうしてだ、どうして…。
「 ふざけないで、ください 」
怒りの言葉を、健二はつぶやいた。
それを聞いた者の幾人かは眉をひそめたが、健二にとってはそんなことはどうでもよかった。
『生きて、生きて、生きることがおまえさんのできることさ』
まだ、あれから時間は半日さえもたってはいないのに。
「ふざけないでください!! 生きて、生きて、生きろと言ったのは貴女です!! ―――どうして、僕よりも貴女が先に死ぬんですか!! 」
死ぬのは、僕でよかったのに!!
悲痛な嘆きの声は、発せられた。
白い病院で過ごす中。
死を見たことがないとは言わない。
嘆く遺族の姿を見たことがないとは言わない。
けれど。
「―――死んでゆくことが、あなたのできることだなんて認めてなんかやらない!!! 」
健二に言ってくれた人。
人は生きることに生きるのだと告げた人。
――――残る命の灯火を、そっと分け与えてくれた人。
「 満たされた死など、僕は認めません。―――死んだ者には、何を果たす権利だって与えられないのだから 」
嘆く声は、やがて怒りへと結びつく。
「 あなたの家族は、世界は―――ボクが守って見せます 」
貴女は、そこで見ているといい。
いつかボクも逝く、その場所で。
了 by御紋
…もういい、わかったよ。
おまえさんと最後まで付き合おうじゃないか。(涙)
原作編、やったろうじゃないか!!!!
><。。。。。。。
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映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
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