二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「最強健二さんの改変」シリーズ。
「学ぼうとすることに罪は無いはずだ」
201.05.04.
「――ねえ、教えて」
尋ねてきたのは、一人の少年。
左目を前髪で隠したOZの王様。
僕らのキング。
怒りながら去っていった女性陣たち。
健二を殴りつけた万助は、同じ部屋で目線を反らして座っている。
見ている先は、真っ白の壁だ。
どうやら、健二の傍にはいたくないがまだ気になることがあるということなんだろう。
「――なにか、気になることがあったの?」
佳主馬くん。
万助に殴られたあとが、口を開くたびにじわじわと滲みて痛む。
すい、と出されたのは小さな保冷剤。
ハンカチで包まれたそれは、理一さんからの差し入れのようだった。
「――使いなさい」
「…ありがとうございます」
硬い表情のまま、差し出されたそれを素直に受け取った。
――この分だと、明日あたりは青い痣がひとつ、健二の顔に浮かびあがっていることだろうなと思った。
冷たいそれを、口の端にあてたまま。
もう一度、問うて返した。
「―――何を、訊きたいの?」
訊きたいことは、限りあるまい。
けれど。
「―――いまは、一つだけしか答えてあげれないよ?」
時間がないことだけは、理解しておいてもらうよ、と。
ひとまず、釘をさしておいた。
「――どうして、僕とラブマシーンを接触させるなって、いったの?」
悩んだ末の質問ではなかった。
始めから訊きたいことは決まっていたのだろう。
佳主馬くんは、僕にむかってそう問うた。
とても真剣な顔で。
「……訊きたいことは、それだけかい?」
「まさか! ――でも、いま聞くべきことはこれだから」
だから、いまはこれだけ訊いておきたいんだ。
中学生にして、OZの王様。
そして、青年実業家。
「―――なるほど」
眼を反らすこともない少年の姿を見て思う。
…優先順位は間違っていない。
さすがは、 未来の大実業家。
「――簡単だ。…ラブマシーンはAIだ。そして、君はOMCのチャンピオン。…戦いにおけるプロだよ」
さあ、答えが分かるはずだ。
「――そういうことか」
ひとりごちたのは、隣の国防勤務の41歳。
「……? どういうことですか?」
それに応じたのは、眼鏡をかけた陣内太助。
そして。
「―――ラブマシーンが、僕と闘うことで…世界を敵に回せるほどの強さを手に入れたってことなの…?」
眼を見開かせながら、真実に気付いた少年。
「 “動物の身体がただの複雑な機械である”というのなら、―――疲労もなく補給もいらぬAIは、誰よりも早く進化できると考えるのは当然じゃないかい?」
機械論が提唱されたのは、17世紀の初め。
ただいまは、21世紀の初め。
およそ400年の年月をかけて、検証が始まる。
コンピューターに人間と同じ知能を持たせようとしたのは、人間。
罪があるのは、命題を果たすことに意味を見出したAI?
それとも。
人を作ろうとした人間の驕り?
了 by御紋
ありがとう、ありがとう、ウィキペディア。
ということで、AIについての説明は上記にて補填をよろしくお願いします^^;
初めて知ることが多いや^^
勉強になります。(ぺこり)
TrackbackURL
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
こちらでは、二次創作を展示させていただきます。
著作権は御紋にありますので、個人で楽しむ以外に、ネット他に使用することはおやめください。
(二次配布、禁止ですよ)
御紋の生息地は、ついったです。
(ツイート非公開:アカウント → gomonn)
フォローはご自由にどうぞv