二次創作、版権に絡んでおります。 やおいが分からない方、嫌いな方は訪れないことをお勧めいたします。申し訳ありません。 pc・携帯両用サイト。 (検索避けスミです)
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くるしいから、勇気がほしいときがある。
そんな感じのときがあるよね。
一人は、さみしくて怖いという話。
最弱健二さんの物語り。⑥
「 供物は、生ける者から死せし者への捧げ物 」
2010.07.12.
星が降る。
ほしがふる。
――――人工の衛星が、振り降ろされる。
それは、世界の終幕。
先に逝った人の言葉を聞いた。
今日は死者となりながらも昨日まで生きていた人の言葉は、今を生きる生者全ての心へ降り注いだ。
「―――ずるいですよ。 貴女にそんな権利など渡さないといったでしょう? 」
健二よりも先に逝った老女への戯れ言が、涙声だったとは言いたくはない。
残るは、2時間。
「―――命は全てが等しいらしい。ならば、―――」
コトンと置いたのは、花札。
「 命と等しきアカウントだって、等しく有効な武器になるでしょう 」
さあ、命をもういちど賭けてみよう。
それは、生者にしか出来ぬ挑戦。
「 私との勝負に勝てたらね!! 」
広げられたのは、最後の戦いのステージ。
世界を掛けて、勝負をしましょう。
生と死を分かつ大勝負。
アカウントは解放されて、募る期待は増すばかり。
けれど、時は非情にも進んでいって。
焦る思いは、運を逃がす。
「 あっ!!! 」
手元に残っていたアカウントは、再び移動して。
「ゲームを続けますか? 」
返される答えは、―――・
沈黙。
けれど、残された希望がそこにたどり着く。
[ ナツキへ。 ボクのアカウントを使ってください 」
それは、ドイツで生きてる小さな子供。
――そして、増えていく世界の祈り。
[ 私たちの家族をまもってください ]
―――知らなかったんだ。
こんなにも、こんなにも。
人は生きたいとあがいているのだと。
明日には知らぬ場所で生きている、見知らぬ他人たち。
今日の瞬間だけの知人。
けれど。
今は一緒に生きようとする、大切な仲間。
そうして世界は守られて、僕らは喜びを味わう。
次の戦いに臨むまで。
了 by御紋
昔の格言で、在った気がするのですよ。
今を一緒に生きてる人は、皆戦友だ。…みたいな内容のものが。
正しい文句は忘れてしまいましたが。^^;
―――生きようと努力する仲間に勇気づけられるじゃないですか、というお話なんですよね。
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映画「サマ―ウォーズ」が大好きです。
健二さん至上主義。カズケン信者。栄さま神格化傾向あり。――――――です(笑)。
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