今日は仕事の話だ。
　
　何、というわけでないんだけども。
　どうしてもこらえられなかったので、つぶやいてみた。
　

　何があったわけじゃないんだが。
　今日の与薬の時間の話だ。

　新人「おくすりですよ～」
　患者「ほんなん飲んでも、なんも効かんわいね！！」

　よくある光景だったりする。コレ。

　ごもん「――これは便の薬じゃなくて、●●さんが元気に井戸端会議をしていられるようにするためのお薬ですよ～」
　患者「ははは。なんや、そうか～」

　便が出てても忘れてしまい、たまに拒薬してしまう患者さんは、いろいろと周りの患者さんを巻き込みつつ、おしゃべりするのが大好きなおばあちゃんです。
　素直に薬を飲んだ●●さんだが。

　ふと思うわけですね。
　（あたし、嘘が上手になったな～）―――って。

　そして、思ったわけだ。
　
　（…どこまで、本気で信じてるのかなああ）――――って。

　意外に、おじいちゃんやおばあちゃんっていうのは、騙され上手なんだと思う。

　いろんなことを経験してきてるから、知らなくてもいいことには知らないふりでいてあげれる達人なんだと思うんだ。
　だから、若い人のやってる嘘を、なんとなくわかってたり感じてたりするんだと思うんだ。

　だから、――上手にだましてあげてくれるといいな、と思う。
　
　嘘にはだまされて上げれるけど。
　嘘だけじゃ、不安だから。

　たまに癇癪をおこす。


　どうしても真実が知りたいとおじいちゃんやおばあちゃんが思っているときには、覚悟を決めて話して上げるのもありなんだろうと思う。

　それは、ひどくお互いに勇気と体力がいることだし。
　その後のフォローだって、それこそ倍の手間や時間がかかるよ。

　でも、知って、怒って、泣いて、あきらめて。―――一緒にそうしてあげれたら、それは最高の介護で、看護だ。最高の家族だ。

　でも、それがダメなら。

　せめて、声をきかせてあげて。

　家族だから、さびしくて甘えるけど。
　無理も言うけど。
　過去にあったいろいろな喧嘩やわだかまりだってあるだろうけど。

　お金を払ってるから、元気だからって。

　顔を出さなくていい理由なんてないだろう。

　―――せめて、ひと月に一度でいい。

　次があることを約束してくれるだけで、けっこう安心するんだよ。
　おじいちゃんやおばあちゃんってさ。

　そう思う。


　まあ、仕事の上でも事務手続きの上でもそうしてくれると、助かる思いもあるんだけどねｗｗｗ。

　―――仕事に認知症が関わりだして、もう５年目だ。
　そろそろと、思うことをなんとなくつぶやいてみた。

　いろいろあるよね、人生って。

　このような、うつうつとした雑記まで読んでくれたキミにも感謝を！　＾＾

 

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